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街場の文体論 (文春文庫 う 19-21)

街場の文体論 (文春文庫 う 19-21)

街場の文体論 (文春文庫 う 19-21)

作家
内田樹
出版社
文藝春秋
発売日
2016-03-10
ISBN
9784167905804
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街場の文体論 (文春文庫 う 19-21) / 感想・レビュー

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かみぶくろ

この方の語り口はなぜかちょっと苦手なんだけど、内容はすこぶる充実していて面白い。「他者に届く言葉」とはなにかをテーマに、持ち前の博覧強記をもって多様な例を引きながら、情理を尽くして語るを実践している。「査定を求める言葉」や「自分を尊敬しろ」的な言葉が巷に横溢している昨今だからこそ、自分の魂から出てくるような言葉を語れ、という話は、若干抽象的であるものの、とても胸に響いた=他者に届く言葉だった。

2017/10/14

harass

一度読みたかったこれがあるのを知り借りる。著者の大学最後の講義「クリエイティブ・ライティング」を収録。専門の現代思想を上手く説明しそこから応用していくのはさすがだと素直に感心する。やはりこの著者が受ける理由がよくわかり、「面白く、興味深く知的でためになる」気になれるのだが、個人的に求めているものとやや異なるので頭をひねる。著者最後の授業ということで、思い入れがあるようで、まあファンなら感激するのだろうなと想像。

2017/06/11

佐島楓

講義録なので、とても読みやすい。電子辞書の不振の理由について書かれたところは目からうろこ。勉強の姿勢にあたっても反省するところ多々あり。

2016/06/09

おさむ

内田センセイの神戸女学院大での最後の講義録。モノ書きとしてのプライドというか、意地みたいなものをひしひしと感じました。いかに読者の心にに物事を届けるか。それは永遠の命題なのかもしれません。解説にもありますが、ここまで濃密な授業を大学生は理解できるのだろうか?活字になっても難解なのに‥。アナグラムやエクリチュールなどお得意の分析や言い回しが頻出し、内田ファンには「極上の逸品」。最も印象的だった言葉は「身体を媒介させれば、難しい文章も理解が進む」。

2017/08/24

金城 雅大(きんじょう まさひろ)

3年ぶりの再読。 この本を薦めた友人が読んでいたく感動し、その時の自分の正直な気持ちをぶつけた文章を書いていた。それを思い出し読み返すと、魂を揺さぶられるかのような熱い文章だった。 私もそんな文章を書きたい。

2021/12/12

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