コルトM1851残月 (文春文庫 つ 22-1)
コルトM1851残月 (文春文庫 つ 22-1) / 感想・レビュー
Bugsy Malone
1853年ペリー来航の年、コルトM1851最新式六連発銃を懐に、裏切られた組織に戦いを挑む男、呼び名は残月。序盤ではいけ好かない男であったり、肝心な所で少々迂闊だったりと一筋縄ではいかない主人公だったが、その分登場する女性達が一層際立って見えた。コルトの銃自体の扱いやその特製を活かした設定も非常に面白く、銃撃戦も一味変わったもので新鮮だ。有りがちな大筋をその着眼によってこんなに稀有な時代劇にしてしまうとは。満足でした。
2016/07/15
紫 綺
単行本にて読了。江戸時代劇版ハードボイルド♪痛快‼
2018/05/04
はつばあば
コルトを使ってただ殺めるだけの男か・・と一旦中断して首斬り朝に。時代物ですから刀でっせ、しかも正義のセもあらしゃしないと。郎次の生い立ちが記された辺りから俄然面白くなった。江戸時代の子供も哀れなものよとコルトをぶっ放す二人に情けをかける私。もしかして私も魔力を持つ銃などを手にしたら・・・やばいやばい。銃社会でなくて良かった・・
2018/02/23
巨峰
江戸の町を舞台にしたノワール&ハードボイルド。こういう作品てなかなか成功難しいと思うんだけど、これはすごく良かったと思います。なんだろう。すごく新鮮な気もしたし、江戸という時代もあっていた気がした。過去の回想がもう少し上手くさばけていたら超おすすめにしてた。
2021/06/13
papako
江戸時代のノワール小説なのね。月村さんお得意のヒーローものかと思って読み始めたけど、自己憐憫の男のちょっとひとりよがりな物語で残念。文中に『影の中の影』という文言がでてかて、あ、これはお気に入りなんだなと思いました。そろそろ機龍警察最新作が読みたいですよ〜。
2016/07/05
感想・レビューをもっと見る