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パリ仕込みお料理ノート (文春文庫 い 10-4)

パリ仕込みお料理ノート (文春文庫 い 10-4)

パリ仕込みお料理ノート (文春文庫 い 10-4)

作家
石井好子
出版社
文藝春秋
発売日
2016-04-08
ISBN
9784167906030
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パリ仕込みお料理ノート (文春文庫 い 10-4) / 感想・レビュー

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ミカママ

おいしいもの大好きなわたしが、思わず手にした一冊。著者に関してほぼ前知識なしにのぞんだ。著名なシャンソン歌手であり、プロモーターでもあった(今作中でそのご活躍も読める)そうだ。そんな石井さん、生まれもハイソ。日本がまだ貧しかった戦後まもなく、サンフランシスコやパリへ留学していたころの思い出話がつづく。レシピに関してはあまり得るものはなかったが、おいしいものへの姿勢は見習いたいな。当時のパリはどんな素顔だったんだろう。

2024/02/15

面白かったです。描かれる料理の数々にお腹が空きました。和食も洋食もそれぞれ良さがあって、美味しいものは素直に美味しいとおっしゃる石井さんが素敵です。後半の、シャンソンのページも興味深いです。愛の讃歌がとても好き。

2016/06/22

baboocon

オフ会でお借りした本。石井好子さん、初読みかと思いきや「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」を既読だった。前半はタイトルどおり料理と食に関するエッセイ。書かれた年代のせいか、今では一般的になった食材や料理も珍しげに説明している。後半は著者が知り合った歌手たちの思い出のエピソード。必ずしも楽しく幸せな思い出ばかりでなく、かつては輝いていた人がその後身を持ち崩すなど、ほろ苦いエピソードもあってちょっぴり寂寥感もある。

2022/08/06

はるき

 現実離れといいますか、何だか浮遊感があっていいです。

2022/12/05

朝吹真理子さんの解説も秀逸。「好子おばちゃまの鍋」作ってみたくなった。次から次へとくり出される美味しそうな料理のエッセイと、突如はじまる著名なシャンソン歌手の評伝のようなエッセイの落差があって後半は頭がクラクラした。シャンソンの良さがよくわかってない私にも、彼ら彼女らの生き方、わがままさ、歌手としての才能のすばらしさが簡素な言葉なのに叙情的に表現されていて趣があると感じた。それからイタリア時代の川添梶子(当時は岩元梶子)がK子として少し出てきて驚いた。梶子さんに興味津々なので思わぬ拾い物をした気分。

2016/07/30

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