増山超能力師事務所 (文春文庫 ほ 15-7)
増山超能力師事務所 (文春文庫 ほ 15-7) / 感想・レビュー
ゆきねこ
大戦争を先に読んだけど、これを読んでおいた方が良かった。各所員の性格、能力がユーモアたっぷりに描かれています。大戦争より軽快で読みやすい。増山所長の魅力、明美の切なさがよくわかった。史乃の能力と特異さが描かれている。悦子さん、本当に有能。無能力者として描かれている篤志君が可愛らしかった。旦那さんと一緒に蕎麦屋を営んでいた朋江さんが精神的なお母さんなのか、よくわかりました。増山さんに作って揚げていたうどんも旦那さんが作ったかき揚げ蕎麦も涙が出るほど美味しそうだった。誉田さん、人情を描くのとってもうまい。
2021/02/20
takaC
数年ぶりの再読だったけどやっぱり面白かった。続編希望。 /高原篤志「初仕事はゴムの味」、中井健「忘れがたきは少女の瞳」、大谷津朋江「愛すべきは男の見栄」、住吉悦子「侮れないのは女の堪」、河原崎晃「心霊現象は飯のタネ」、宇川明美「面倒くさいのは同性の嫉妬」、榎本克己「相棒は謎の男(今では無二の友)」
2017/02/22
紫 綺
単行本にて読了。表紙がカッコよくなってる!でもこの表紙なら手に取らなかったかもしれない。面白かった♪
2016/09/01
イアン
★★★★★★★☆☆☆2017年にドラマ化された「増山超能力師事務所」シリーズ第1弾。超能力の存在が科学的に証明された世界で、増山圭太郎率いる「増山超能力師事務所」のメンバーが己の超能力を駆使して浮気調査や失踪人捜索の任務をこなしていく。作中である人物が「なんでもアリだな、もはや」と呟くが、そうではない。超能力の存在を前提としつつもその原理を細かく設定することで、ある種のリアリティを生んでいる。心の声が地の文にダダ洩れなのはいつもの誉田スタイルだが、他人にも読まれてしまうのは妄想族にとっては死活問題である。
2024/09/11
修一朗
超能力を使う仕事と言えばいくらでもオオゴトが思いつきそうだけど,超能力が認定された世の中は探偵業のツールとして使うぐらいでちょうど良く収まる…ってところでライトに楽しめる短編集だ。事務所メンバーはキャラしっかり,でもみなさん過去もちゃぁんとおありで超能力を持つがゆえにそれなりに苦労してきている人たちだし,誰のエピソードも面白かった。この超能力探偵業界は発展途上でこれから業務拡大が望めそうだ。いかにも次がありそうな終わり方だったし,今度は榎本さんとのコンビで巨悪と対決してほしいな。。。。
2016/09/17
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