破落戸 あくじゃれ瓢六捕物帖 (文春文庫 も 18-12)
破落戸 あくじゃれ瓢六捕物帖 (文春文庫 も 18-12) / 感想・レビュー
あつひめ
点訳一校正終了。時代劇を見たり落語を聞くのは好きだけれどなかなか時代小説を読むことがなかったので今回はとても参考になった。そして、時代小説の面白さに気付いてしまった。これもシリーズものだということで前の諸々の出来事が時折出てくるが、これだけ読んでも面白いから最初から読んだらもっと楽しめるだろう。飄落と奈緒のロマンス、また、大家の奥方の無理難題。ドラマ化されたらまた一段と面白そう。時代小説は、他にもたくさん女性作家さんが書いているので、これを機会に手を伸ばしてみようと思う。
2017/01/30
keiトモニ
うむむ、鳥居妖怪一派に怨み骨髄の瓢六、奈緒はまさに天上の織姫とか。さて奈緒さん“重なっては離れ、離れては重なり白い吐息を…瓢六は躊躇しなかった…自分の下で身をよじり眉を顰め…”☜吹き矢で危うく殺られそうになったばかりなのに、ましてや雪夜の小屋で、武士の娘にして積極的だねぇ。“奈緒のしなやかな体は、その時になれば一変、熱く蕩けた硝子のようになって瓢六をからめとりすべてを…”おっと花房観音先生も吃驚…。後日の与力菅野様を前にして奈緒の忍び笑い←開き直るね。瓢六は照れ臭いやらで困惑し…☚瓢六の心中お察しします。
2017/10/22
はにこ
あぁ、「妖怪」が憎い。瓢六やお奈緒の身の廻りの人々が居なくなっていく。。傷ついていく。。皆で協力して読売を出していた頃が懐かしい。鳥居と水野との戦いの仲で心の交流を深めてきた瓢六とお奈緒の思いが通じあっているのが慰めになった。戦いが終わり、最終巻はどうなるのだろうか。
2021/06/07
klu
気持ちのいい終わり方でよかった・・・
2018/07/05
marsa
お袖を大火で亡くし意気消沈の体だった飄六も前作で巡り合った奈緒と身分違いながら相思相愛の仲になり、水野や鳥居の悪だくみから罪のない人々を救おうと頑張っている。登場してきた青山組という若者たちはまるでヒトラーユーゲントのようでゾッとした。それにしても飄六はお袖といい、奈緒といい、自分をしっかり持った強いオンナが好みなんだね。これからも楽しみ。
2016/08/23
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