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とっぴんぱらりの風太郎 上 (文春文庫 ま 24-5)

とっぴんぱらりの風太郎 上 (文春文庫 ま 24-5)

とっぴんぱらりの風太郎 上 (文春文庫 ま 24-5)

作家
万城目学
出版社
文藝春秋
発売日
2016-09-02
ISBN
9784167906894
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とっぴんぱらりの風太郎 上 (文春文庫 ま 24-5) / 感想・レビュー

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ehirano1

「ふう太郎」ではなく「ぷう太郎」なのですね・・・。 超マイペースの黒弓ですが、なんだかんで要所要所のキーマンとなっていてこれは何かを予感させるものがありそうなのですが、彼にはこのまま超マイペースであってほしかったりもします。とはいえ、ある意味、風太郎と対を成す黒弓を登場させていることに上手さを感じたりもしています。下巻では物語はどう展開していくのか楽しみです。

2022/08/10

sin

ひょんなことから忍びの世界を追われた風太郎。五体満足で公認の自由を手に入れた…それなのに己の置かれた幸せな立場に気づくことなく元のレールの上に戻りたがってプー太郎。訳のわからぬ妖物に見込まれてひょうたん作りを始めるが、なんともかんとも気が乗らない、何をやっても馴染めない。戦になって忍びに返り咲く風太郎!望んだ働きによって、やがて望まぬ戦の非情に染まっていく…大坂夏の陣、動かす武士の側ではなく、動かされる雑兵の立場から見た戦は案外と新鮮に映った。

2017/01/22

しんたろー

万城目さん3作目に選んだのは読友さん推薦の時代物…伊賀忍者・風太郎を主人公にした戦国時代の物語は、ユーモラスに始まって、不思議なファンタジー要素が加わって面白みが増し、歴史上の人物が登場してミステリな雰囲気まであり、終盤のアクションでは壮絶な描写で圧倒するエンタメ総動員な感じ…無骨で陰気な風太郎と対照的な陽気な忍者・黒弓のキャラが巧く、二人の会話も楽しい。周囲の人物たちも曲者揃いで、彼らがどうなってゆくのかも興味深い。当時の描写も効果的に挿入され、色々な謎を引っ張って続くので、下巻が楽しみなる上巻だった。

2024/09/17

yanae

久しぶりの万城目さん。単行本の時はあまりの分厚さに持ち運びが厳しいと判断、待望の文庫化です(笑)忍者小説。伊賀を追い出された忍者の風太郎。ぷうたろう=ニートってことなのね。プータローだからしょうがないのかもしれないけど、風太郎、なかなかもって愛着が持てないキャラクター(笑)もうちょっと前向きに物事に取り組めよってついつい思ってしまう私。後半部分は、大坂の陣、戦が始まって、描写もかなりきつい。戦の怖さ辛さが伝わってくる。前半部分のお気楽な感じがなくなって、後半のシリアス部分、下巻にどうなるのか。期待。

2016/11/21

🅼🆈½ ユニス™

面白かったり、難しかったり、途中挫折しかけたけれど何とか上巻読み終えた。感想は下巻の後に!

2018/12/10

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