KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ありふれた愛じゃない (文春文庫 む 13-6)

ありふれた愛じゃない (文春文庫 む 13-6)

ありふれた愛じゃない (文春文庫 む 13-6)

作家
村山由佳
出版社
文藝春秋
発売日
2016-09-02
ISBN
9784167906924
amazonで購入する Kindle版を購入する

ありふれた愛じゃない (文春文庫 む 13-6) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

☆ゆう☆

南国の楽園タヒチを舞台に描かれた大人の恋。久しぶりに純恋愛小説を読んだ気がする。王道ストーリーではあるが読み応え十分。真珠宝飾店に勤める真奈。年下の恋人とも順調、仕事も認められるようになり、真珠の買い付けにタヒチへ行く。そこで元彼と再会し、昔のこととは思いながらも心が乱れてしまう。今は互いにパートナーがいるし、良い事なんてないとわかっているのに、それでも惹かれてしまうのが性。お互い惹かれ合っているのに、どうにもできないもどかしい感じが続く。美しい気持ちだけでは愛は貫けない。理屈じゃない、本能で感じるもの。

2016/09/06

aoringo

結婚間近の年下彼氏と満ち足りた生活を送る主人公の真奈。ところが10年前の恋人と南国タヒチで再会し心が揺れ動いていく・・。美人でやり甲斐のある仕事に恵まれて、もちろん仕事もでき、かわいい年下彼氏からは求められていて。それだけでかなりうらやましい設定。「好きなら一緒にいればいいじゃない。」その通りだけどそれが難しいんだよー。タヒチの熱い太陽とどこまでも青い海の中で素敵な夢を見させてもらいました!

2020/01/31

M

ハーレクイン小説。恋愛は、それなりに熱愛ならば当人達にとってはそれぞれに「ありふれた愛じゃない」。それがたとえ周りから見ると陳腐であっても。おいコー辺りの純愛からシフトチェンジした近年の村山さんの感性にいまだついてゆけずじまい。いつか、“おっ”と唸らせてほしくてつい頑張って読んでしまう。

2018/07/19

えりこんぐ

村山さんの恋愛小説ってびっくりするほど王道なストーリーなんだけど、飽きずに読めちゃうんだよなぁ。昔の月9なみの展開なのに。でも結末にはホッとした。タヒチの描写、真珠の買付けは興味深かった。【積読46】

2020/07/20

じょんじょん

久しぶりの村山作品。女性の自立愛のお話。村山恋愛作品のなかでは、どろどろ感やべたべた感は少ない、さっぱりした作品な印象でした。主人公に気持ちを寄せて女性視点で読み進んでいくと、主人公を応援している自分がいるのですが、ふとわれに返ってふられる恋人の立場に気持ちを置いてみると、たまらないよなあ、と考えたりもしました。でもまあ、笑って過ごしている元恋人の様子もフォローのように描かれていて、気を使いすぎる恋愛からの離脱もよいのかも、とも思ったり。読後感は悪くないラブストーリーでした。それにしても年明けは遅読です。

2019/01/20

感想・レビューをもっと見る