逃北 つかれたときは北へ逃げます (文春文庫 の 16-6)
逃北 つかれたときは北へ逃げます (文春文庫 の 16-6) / 感想・レビュー
ヴェネツィア
タイトルに惹かれて購入。タイトル通りにひたすらに北を目指した紀行。内容はかならずしもそうではないのだが、どこか〝せつなさ〟を根底に感じさせる文体。確かに日常を〝脱〟するなら南。例えば波照間島とかバリ島とか。だけど日常から逃げるのなら北がいいかも知れない。私がこれまでに行った最北端は国内なら稚内、海外ならアンカレッジ(北緯61度13分)だ。本書ではグリーンランドのヌーク(北緯64度10分)。ほんとうに何にもなさそうな所だけど、やはり行ってみたいとは思う。寒いところには寒い季節にとは言うものの、夏しか無理。
2019/08/05
T2y@
旅と言うより、故郷への逃避。 その向かうべき先は、楽園の如きリゾート地にお客様として迎えてくれる南国。ではなく、何もない北こそ相応しい。北海道、青森、新潟、長野、宮城、そしてグリーンランド。観光とは少し違うココロの癒し方。北の出身である身としては、シンパシーを感じ得ない。
2020/11/28
佐島楓
うーん、もうちょっと突き抜けたものを期待していたのだが・・・。
2016/10/15
橘
とても面白かったです。北へ行きたくなりました。能町さんは特に名所には行かれてないのですが、訪れている土地が素敵で心惹かれました。さみしくていいな。恥ずかしながら、北上したのが国内で、しかも長野くらいまでなので、もっと北へ行ってみたいです。寒いのは苦手ですが、雪景色や冷たく澄んだ空気は好きです。チームひとり旅いいなぁ。。
2017/02/06
ユズル
北に住んでるとね~、逆に南に憧れちゃうのよね~ だから私的には『逃南』な気分で読んでました。淡々と書く文章は銀色夏生さん並みだけど、こちらの方が、ご自分の感想も交えてて面白かったです。バーチャル一人旅さえしたことないから、今度やってみます。
2016/12/23
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