十一月に死んだ悪魔 (文春文庫 あ 47-6)
十一月に死んだ悪魔 (文春文庫 あ 47-6) / 感想・レビュー
ちょこまーぶる
読後は疲労感が強く残った一冊でした。つまらない話ではなかったのですが、内容が恐ろしすぎてページを捲るスピードも速くなるほど引き込まれしまい、ドッと疲れてしまったという感じでした。しかも、この作品では解離性障害という疾患や脳挫傷の後遺症である高次脳機能障害などを巧みに操った内容なので自らの仕事柄、興味を強く持って読み進めることができました。それにしても、読み終えて改めて小説家という職業の方々は、創作力や創造力、構成力などの様々な力を持ち合わせているエンターテイナーなんだなぁ~と思いましたね。面白かった。
2019/02/22
ジンベエ親分
互いに関係なさそうに見える複数の場面を繰り返しながら進んでいく小説。読み進めていくうちにそれらの関連性がうっすらと分かってくる。が、メインの場面に脳の障害が絡んでいるため、どこからどこまでが現実なのか判然とせず、ひたすら惑わされる。エロシーンが非常に多いが"まともじゃない"主人公による徹底的に男目線からのエロなのが気持ち悪い。ただこれは作者の狙い通りなんだろうな。終盤でぎったんばったんと話が転回する快感は北川歩美作品に通じるものがある。まともな人間が1人も出てこない悪趣味な話だがある意味振り切れてる。
2019/04/15
きっしぃ
読み疲れた…。過去と現在、妄想と現実、色々入り乱れ(>_<)色んなことが繋がったラストは確かにおぉ!となるんだけど、読みきった疲労感の方が強いかも…。そいえば「六月六日生まれの天使」も今回みたいな感じだった記憶が…。
2017/01/08
悠遠
なかなか真相は面白かった。ひたすら、えっちばかりしてたけど。あとなんというか、すごい独りよがりなえっちシーンばかりだなーと。なんか男性向けえろ漫画みたいなえっちシーン。
2018/06/01
鍵ちゃん
これはなんだか意味が深すぎて、気分が悪くなった。それが背景や登場人物、事件の経過…。読んでいるうちに暗くなっていく。
2020/05/24
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