江戸川乱歩傑作選 蟲 (文春文庫 え 15-3)
江戸川乱歩傑作選 蟲 (文春文庫 え 15-3) / 感想・レビュー
nobby
文春文庫版傑作選3つのうち《蟲》。辻村さんセレクトによる中短編9篇。厭世とか醜態などから生み出された衝撃が優しさや切なさへと導かれる不思議...「芋虫」「人でなしの恋」「蟲」途中まで歪で変態的と感じていた愛情が最後には清純や悲哀へと変貌する魅力。サスガの名作としてすっかりのめり込める「押絵と旅する男」間違いなく夢を叶えた男の至福を噛み締めればいいのか...「盲獣」で暴れるのは漢字通りに盲目の猛獣!そのメチャクチャで分かりやすい展開に思わず夢中な一気読み(笑)視覚に触覚にと生々しい描写にずっとゾワゾワ...
2023/07/07
ehirano1
アババババ・・・・・。「蟲」があまりにも怖すぎて。コレ完全に狂気。
2023/01/14
ehirano1
「防空壕」について。持ち上げといて落とすwww、やり過ぎだろこれはwww。
2023/05/07
GAKU
先日“ネクロフィリア”を題材にした翻訳小説を読んだ時、江戸川乱歩が同じ題材の「蟲」という短編小説を書いていた事を知りました。収録されている本を探していた所、辻村深月さんの好みによってアンソロジー化するというこちらの企画本に載っていたので読んでみました。他に「白昼夢」、「鏡地獄」、「芋虫」、「人でなしの恋」、「押絵と旅する男」、「防空壕」、「目羅博士の不思議な犯罪」及び「盲獣」の全9つの短編が収録されています。どれもが猟奇、怪奇を題材にした短編ばかりで、読みたかった「蟲」は勿論他の作品もとても良かった。⇒
2017/07/09
優希
面白かったです。辻村さんセレクトの乱歩集。不思議な魅力のある作品ばかりでした。グロナンセンスの味わいを堪能しました。明智小五郎に代表されるような探偵小説と異なり、不気味さを感じさせられます。
2022/02/25
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