シャドウ・ストーカー 下 (文春文庫 テ 11-32)
シャドウ・ストーカー 下 (文春文庫 テ 11-32) / 感想・レビュー
Tetchy
本書では作者お得意の音楽業界を扱っているところもポイント。被害者ケイリー・タウンはやっぱりT・スウィフトでしょう。作者も彼女をイメージしているらしい。読了後、作者のHPで本書収録のケイリーの楽曲を聴いてみた。いやはや決して片手間ではなく、しっかり作られていて驚いた。書中の歌詞から抱く、自分でイメージした楽曲と実際の曲がどれほど近しいか確認するのも一興だろう。物語と共に音楽も愉しめる、まさに一粒で二度おいしい作品だ。稀代のベストセラー作家のエンタテインメントは文筆のみに留まらないのだなぁと大いに感心した。
2017/08/30
nobby
「来ないでってあれほど言ったのに。」ディーヴァー故の覚悟の上で、こいつか!?いやあいつか!?と翻弄されっ放し!エドウィンが犯人、いや無実、いややっぱり犯人、いやいや無実と何ともヤリ過ぎ三昧!相手の表情や身振りから真意を探るキネシクス不発に苦しむダンス、その登場への歓喜も含めライムに美味しいところ持っていかれた感がスゴい(笑)追い詰められた彼女の土壇場での決死の反撃は鮮やか!現実と偶像の分別がつかずに至る狂気の恐ろしさ…「ああ、彼女が好きで好きでたまらない。」狂おしく純真な想いも少しズレてしまえば畏怖嫌厭…
2022/02/21
Small World
やっぱり、読むのが止まらないw この先、ドンデン、ドンデンするのは分かってることで、想定内なはずなのに、面白いんですよね。ディーヴァーは、ほんとにすごい作家です。 ライムのシリーズは新作待ち状態なので、今作で彼らと出会えたのはラッキーでした。 最後はいろいろハッピーだったのかな、前作でもそうだったけど、オニールがちょっと可哀想な感じが......w
2016/12/12
chiseiok
今回も気持ちよくどんでん返されました。ただ、どんでん返されるのがお約束のディーヴァーなので、「ちゃんと返してくれてあー良かった。返した回数もまあまあだったし。」…って謎の安心感安定感(笑)。いっぺん、全くどんでん返さないストーリーでライムかダンスで一作仕上げたら、こじらせ気味のディーヴァーファンは逆に新鮮かも。ノーマル読者には、はい?何なのこれ…ってw。ヴィレッジブックス的恋愛描写も、ダンスのターンのときはもひとつお約束ですが、今回は有川浩作品に負けない激甘スリリング展開。それはそれで先が気になる。
2016/11/19
み
さくさくと♪ライムさん達の登場もあり楽しみました(^o^)まだ、こんなに残ってるよ〜、あぁ、そんな展開、待ってました。ダンスさんほ、どちらの男子と落ち着くんだ?あたしならマイケル!
2020/03/18
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