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検察側の罪人 上 (文春文庫 し 60-1)

検察側の罪人 上 (文春文庫 し 60-1)

検察側の罪人 上 (文春文庫 し 60-1)

作家
雫井脩介
出版社
文藝春秋
発売日
2017-02-10
ISBN
9784167907846
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検察側の罪人 上 (文春文庫 し 60-1) / 感想・レビュー

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どんふぁん

2018年6月14日読了。最初はあまり波のない話なのかなーと読むペースも遅く進み具合も芳しくなかったですが、途中から急旋回!すごく面白くなってきました。これは下巻が楽しみで仕方ありません。

2018/06/14

こーた

正義のために一線を越える。大上段に構えたわりに、その振り下ろしかたがあまりに杜撰ではないか。象徴的なシーンがある。この小説の検事たちは、執務室で報告書を読みながら缶ビールを飲む。仕事場での飲酒だ。そういうことだって、実際にはあるのかもしれない。固いこと言うなよ。そんな声が聞こえてくる。しかし、だ。葛藤のすえに一線を越えるというなら、越えるまえは自らを厳しく律し、あるべき正義を体現するように振る舞うのが、この主人公の置かれた立場というものではないか。少なくとも小説とはそうあるべきものだと、ぼくはおもう。⇒

2018/10/05

ゆのん

感想は下巻読了後。

2017/12/03

イアン

2018年に映画化された雫井脩介の長編サスペンス。老夫婦強盗殺人の容疑者リストの中に記された一人の男の名。それは23年前に発生し未解決のまま時効を迎えた「根津女子中学生殺害事件」の重要参考人・松倉のものだった…。どんな手を使ってでも恩師の娘の無念を晴らしたい敏腕検事の最上と、最上を慕いつつも捜査方針に疑念を抱く若手検事の沖野。2人が信じる正義に乖離があるのは、正義という概念が持つ曖昧さゆえかもしれない。法律に欠陥(=凶悪事件の時効)があった時代だからこそ起こり得た悲劇。正義とは何かを嚙み締めつつ、下巻へ。

2023/07/12

つーこ

どの職業であっても憧れの上司はおり、彼らに少しでも近づくべく、我々は頑張るわけだが。その上司の仕事ぶりに違和感を覚えてしまった時、若者は帰路に立たされる。検察という仕事の小説を読んだのは初めてだったのでとても興味深かった。「君たちは1本の剣を持っている。剣を持った者は勇者でなければならない。戦わなければならない。」という冒頭の最上の演説に私も心をグッと掴まれた。だからこそ、その後の彼の凝り固まった考えが、何とかほぐれることを願わずにはいられなかった。

2018/01/24

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