荒野 (文春文庫 さ 50-8)
荒野 (文春文庫 さ 50-8) / 感想・レビュー
佳蓮★道央民
★★★★★初読み作家さん!読了致しました。とても長かったけど、長さを感じさせないくらい面白かったです♪あっという間に大人になっちゃうんだなぁ。自分も気付いたら、もう二十歳になってるんだもんなぁ。こうして、あっという間に30歳に行くんだろうなぁ。人生ってあっという間だね!こんな悠哉に私も出逢いたいな。やっぱり好きな相手は、同じ読書好きな相手が良いな。THE青春小説でした。父は、とても遊び人だったね!だけど、恋愛小説家だから仕方無いんじゃないかな🤣私は、奈々子さんと離れて欲しくなかったなぁ。面白かった‼️
2018/08/13
ソラ
新装版が出たということで久しぶりに再読。ファミ通文庫の時も分冊で出たときも読んだはずだけど、当時はあまり面白いとは思わなかった記憶があるんだけれど、今回読み返してみると本当に桜庭一樹の女性(特に少女)の描写させるとすごく惹きいれさせられる力があるなぁっていうのを実感した。
2017/06/03
としなり
2017年改訂版。少女の成長を描いた青春小説。少女の日常が等身大に綴られ、思春期のみずみずしさに満ちた良書。桜庭さんならではの抗えない運命とか悲劇など重い展開にはならない。「あとがき」を読むとなるほど彼女の青春記なのだ。作中で少女を指摘する台詞「恋知らぬ 猫のふりなり 玉遊び」‥あなどれない。
2017/08/11
さばかん
ちょっと変わってるけどいたって普通な女の子のお話。 いや、友達もいるし恋人もいるし家族もいる、とても充実した人生を送っている女の子のお話。 私には眩しすぎた。
2017/11/05
みつ
恋愛(或いは性愛)小説家の父を持つ少女、山野内荒野の12歳から16歳までを描く。初登校の日の少年との出会い、どこか斜に構えた家政婦との暮らしと父の再婚による別れ、少年の母である新しい母との生活、彼の留学、・・とさまざまなエピソードが続く中、少年と友人二人との少しずつ変わりゆく関係に浴衣やコンタクトレンズなどの身の回り品が加わり、作者独特の賑々しい表現により、荒野の成長が描き出される。環境は全く異なり、しがない勤め人でしかない自分ではあるが、我が娘も当時はこんな風に成長してきたのかと感懐にふけることしばし。
2023/07/23
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