舫鬼九郎 (文春文庫 た 26-19)
舫鬼九郎 (文春文庫 た 26-19) / 感想・レビュー
Mc6ρ助
「読み出したら止まらない!時代小説マストリード100」から。しばらく楽しませてもらえるかも知れない。主人公の正体をドライビング・フォースに次巻へ!
2021/09/22
紅羽
舞台は江戸時代。寛永二年、橋のたもとで首のない女性の死体が見付かる。その背中には皮が剥がされ、中から十字架が…。そこから切支丹絡みの推理が上がるが、事態は更に上をいく展開に発展し、意外な結末へ…。謎の美青年剣士、鬼九朗を始め、柳生十兵衛等々、魅力的で生き生きした人物描写が光る格好よい時代小説でした。
2018/06/29
ryohey_novels
舫鬼九郎、天竺徳兵衛、柳生十兵衛。3人の最強剣士が江戸の闇を明かしていく…。実際は3人は三つ巴の敵として登場し、十兵衛以外の架空の2人は未だ身元ははっきりしていない。それ故に2人の正体や3人が手を組んでいく過程が物語の面白さを増していると思う。他にも初代横綱・明石志賀之助、天海僧正、左甚右衛門など有名人も続々登場し史実と虚構が上手く構成させれていて楽しい。最後の"海戦"も派手で良かった。幡随院長兵衛が強すぎる武士と乱破に隠れ存在感が薄かったのが残念。次作以降での活躍を期待したい。
2024/03/09
gachi_folk
むかし空き地でチャンバラごっこに明け暮れた少年たちはいつしか大人になり、と言うかおっさんになり、いっぱしに本も読むようになった。 そんな我らにとって娯楽時代小説は、あの頃を思い出しつつワクワクして読める最高の娯楽。高橋克彦作品はいつでも遊び場を提供してくれる。ホントにありがたく、ホントに面白い。
2023/05/30
Susumu Kobayashi
親爺橋のたもとに全裸女性の死体が投げ捨てられていた。その上、死体には首がなく、背中の皮が肩から尻にかけて大きく剥がされていた。死体からは後に十字架が発見され、キリシタンとの関わりが推測された。柳生十兵衛や左甚五郎などの歴史的人物に混じって、抜群の剣術使いである主人公舫九郎、別名舫鬼九郎が活躍する時代小説シリーズ第一弾。
2020/07/13
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