鬼九郎五結鬼灯 舫鬼九郎3 (文春文庫 た 26-21)
鬼九郎五結鬼灯 舫鬼九郎3 (文春文庫 た 26-21) / 感想・レビュー
Mc6ρ助
後水尾上皇!、夭折した隆慶一郎の絶筆(の一つ)「花と火の帝」の後水尾天皇・・・、おまけにこれはかの隆慶一郎バリの伝奇小説!?っと、爺さまは読み終わっても興奮が覚めやらない。次巻、最終巻の予約待ちがもどかしい(そこまで言うなら買えと言われると言葉もないが、消費経済から脱落した者の、図書館宣言は最後の心の支え、よりどころ)。
2021/12/24
ryohey_novels
シリーズ3作目。今回は鬼九郎以外の面々を主役に据えながら、1つ1つが読み応えのある短編作品になっている。どれも良いが、『怪談高尾』はホラーとミステリを混ぜた独特な雰囲気と展開で先が読めない面白さが魅力。本作のハイライトは最終話の『九郎非情剣』。九郎の出生の秘密が判明、実の親に命を狙われるという非情。皆が九郎のために命を張る場面は心揺さぶられる。普段感情を顕にしない九郎の涙は、それが感謝の涙であり、それ以上に親に狙われる悲しみの涙なのが辛い。次がシリーズ最終巻。早く読みたいが、終わってしまう寂しさよ。
2024/10/07
紅羽
シリーズ3作目。3作目は仲間たちにスポットを当てた短編集。仲間たちに迫る危機。そこからメインストーリーへとパズルのピースのように繋がっていく爽快感がたまらない。そして最後には謎めいた鬼九郎の出生の秘密が明かされる。「一度死んだ男」の意味がここで明かされるとは。次回はいよいよ最終巻。何やら不穏な気配を感じます。
2024/07/03
KAZY
長兵衛、徳兵衛、高尾、十兵衛、九郎と5人それぞれがメインとなる5篇を収録。九郎の出自も明かされる。最終話鬼九郎孤月剣は既読だがもう一度読み返そう。
2017/10/15
つめ
中途半端なところから読んじゃった。多分、ここまでが一番面白いんだろうな。次巻で完結っぽいけど私にとっては嫌な話になってそう、高橋克彦氏の今までの感じからして笑
2019/06/03
感想・レビューをもっと見る