決定版 鬼平犯科帳 (14) (文春文庫) (文春文庫 い 4-114)
決定版 鬼平犯科帳 (14) (文春文庫) (文春文庫 い 4-114) / 感想・レビュー
KAZOO
シリーズ14作目です。ここでは「五月闇」と「さむらい松五郎」が印象に残りました。前者では密偵の伊三次が昔の仲間に刺されて命を落とします。ある意味その仲間に殺されてもしょうがないという覚悟をしていたようです。また後者は兎忠こと木村忠吾が主人公のような感じで伊三次が亡くなったのちにその墓をつくってやったりとしています。が、また盗賊の頭に間違われて活躍する話です。池波さんは人情がらみが好きですね。
2023/07/16
kinkin
鬼平犯科帳は順不同で読んでいるので時々話の展開で戸惑うことがある。しかしそこは著者の手腕、読み手を飽きさせない。どの話も十分練り上げられているからだと思う。そして鬼平を読んでいるとテレビのドラマのことが思い出されて各キャラに俳優さんの顔がぴたりとはまる。そしてそのキャラの中でも密偵たちがとても上手く書かれている。しかし「五月闇」では伊左次がさされて死んでしまう。残念。その次「さむらい松五郎」で忠吾のそっくりさんが現れ・・・で気分治し。解説は常盤新平さん。図書館本
2022/08/08
優希
伊三次の死により鬼平を取り巻く密偵たちはどう動いていくのでしょう。命を狙われる鬼平は今後どうなるのでしょう。
2023/03/13
金吾
○私財を投じながら任務を果たしている鬼平をあまりよく思っていない上司がいるということに今も昔も変わらないのかなあと思いました。忠吾が人違いされる「さむらう松五郎」はツボに入りました。「あごひげ三十両」「五月闇」も良かったです。
2022/08/05
金吾
○有能な配下へのジェラシーは今昔あるのだろうなと思いました。他人の空似といいますが知人そこまで似ている他人にあったことないなあと思いながら読みました。
2024/02/10
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