晩鐘 上 (文春文庫 さ 18-27)
晩鐘 上 (文春文庫 さ 18-27) / 感想・レビュー
ココ
九十歳目前とは思えぬ強い筆致の自伝的小説。間に「梅津玄への手紙」として「今」の心境が綴られるが、年老いた弱音も感じられ、佐藤愛子のファンとしては、堪らない一冊。後半へ。
2018/08/29
だいごろうA Sky Full of Stars
感想は下巻読んで書きます。朝は低血圧のため
2024/07/26
禁酒パンヤ
久しぶりの佐藤愛子さんです。ご自身の人生の回顧を織り交ぜた小説なんでしょうね。ダメ男でも、信じてしまう。恋の力なのでしょうか。後半も読みます。
2018/05/08
桐葉
作者がモデルと思われる主人公は,たよりにならない夫を見限り自分自身の筆一本で生活していく。なんか大変。
2020/07/07
ぴっちゃん
90歳を間近に書き始めた、元夫との関係。これまでエッセイや小説で(残念ながら私は『ソクラテスの妻』も『戦いすんで日が暮れて』も未読だが)何度も書いてきたどうしょうもない(と私には思える)夫についてを改めて描き直した本。著者を模した杉という女性を著者は「あらくれ」と表現するが、実際に腕力にものを言わせるわけじゃないので、そう卑下表現を使わなくても、と、強い女性が好きな私は思う。普通の小説のように三人称で描く部分と、今は亡き文学界での恩師への書簡として描く部分があるところが、この小説が好評を博した所以だろうか
2019/03/12
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