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年はとるな (文春文庫 つ 11-24)

年はとるな (文春文庫 つ 11-24)

年はとるな (文春文庫 つ 11-24)

作家
土屋賢二
出版社
文藝春秋
発売日
2017-10-06
ISBN
9784167909505
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年はとるな (文春文庫 つ 11-24) / 感想・レビュー

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ネギっ子gen

週刊文春連載コラムをまとめたシリーズの1書。題名は『われ笑う、ゆえにわれあり』より駄洒落系が多いが、今回はストレート。表紙イラストにも変遷があり、「いしいひさいち」が長く、今回は「ヨシタケシンスケ」。題名に合った、見事なイラストです。袖の著者紹介も毎回変えている。今回には著書の紹介なし。おお。「まえがき」も毎回ほぼ同じなのだが、それでも今回の切り口は?と、いつも熟読している。解説も売りの一つで、毎回多彩な陣容だが、今回は古参ファンの神経科学者。「アダムの弁明」「イブの弁明」「ツチヤ式開運おみくじ」面白し。

2020/01/01

Y2K☮

久し振りに買ったツチヤ師のエッセイ。期待通りに詭弁と恐妻のメロディー(笑)それでいて油断大敵。たとえばアダムとイブに関する章は徹底したロジックが安楽椅子探偵の本格ミステリィと芥川龍之介「藪の中」の併せ技みたいで大いに楽しめた。自虐ユーモアだけじゃない。そこに至るまでの文章に確かな知性と経験と洞察力を感じるから惹き込まれるし笑いとの落差も生じる。プロレスで喩えるならハイスパートに入る前のグラウンドレスリングが盤石なのだ(分からないかな)。本当に頭のいい人ってこういう人。人生相談の回は森博嗣に近い色を感じた。

2018/09/03

Y2K☮

息抜き。たしかな素材を使って作ったジャンクフードみたいなものだろうか。著者は必要以上に自虐的だけど、時折はっとする鋭い考察が顔を覗かせる。大人の読み物としての知性と節度をしれっと踏まえたうえでただただ笑いが込み上げる。こういうエッセイ本も世の中には必要だと思うし、ありそうで意外になかなかないのではないか。くだらないなあと素直に笑える本と単にくだらない本は必ずしも同じではない(どんな本にも学べる点はあるという前提で)。哲学者としての著者が書いた本も出版されていた気がするので探してみようか。たぶん。そのうち。

2023/01/03

魚京童!

頑張る前にこれを読むといいんだよね。気が抜けるから。ニッチな世界を独占してるよね。北大路先生と対談してほしい。

2018/01/24

canacona

毎度のことながら馬鹿馬鹿しい屁理屈に溢れ、でも時々ふと考えさせられるツチヤ氏のエッセイ。よくまぁ、こんなにもいろんな視点から物事を考えられるなぁと思います😁読んでいて、何故か星新一を思い出しました。なんでしょうね、エッセイとSFなので全然違うはずなんだけど、「人工知能の今後」なんかもそう。妻との喧嘩で人工知能が出した最善の答えは、「僕が100パーセント悪いことを認めます。」皮肉と自虐の聞いた着地点ににやにやしながら読みました。一気に読むと胸焼けするので、合間合間に読むのがいいと思います。

2020/12/22

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