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戦国 番狂わせ七番勝負 (文春文庫 き 44-51)

戦国 番狂わせ七番勝負 (文春文庫 き 44-51)

戦国 番狂わせ七番勝負 (文春文庫 き 44-51)

作家
木下昌輝
高橋直樹
佐藤巖太郎
簑輪諒
天野純希
村木嵐
岩井三四二
出版社
文藝春秋
発売日
2017-11-09
ISBN
9784167909598
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戦国 番狂わせ七番勝負 (文春文庫 き 44-51) / 感想・レビュー

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ポチ

7話のアンソロジー。全話面白く読了したが、岩井さんの「婿どのの野望」は特に良かった。大浦弥四郎の野望ってこの事だったのネ・・・^^; そして箕輪さんの「川中島を、もう一度」で、後に徳川を2度も破る事になる武藤喜兵衛の、とぼけているがカミソリのような切れ味の会話がいい(^^)

2017/12/21

けやき

戦国時代の武将の切所を描いたアンソロジー。 執筆陣は、高橋直樹、木下昌輝、佐藤巖太郎、蓑輪諒、天野純希、村木嵐、岩井三四二の七人。 木下氏の黒人弥助が主人公の「信長の首」、佐藤氏の伊達政宗の「背水の通過儀礼」、村木氏の島津義弘の「宰相の掌」がよかった。 一番のお気に入りは大浦弥四郎を描いた「婿どのの野望」。弥四郎のキャラがよかった。岩井氏の作品。

2017/11/18

future4227

新進気鋭の時代小説作家たちによる競演。中でも木下昌輝氏の『信長の首』は絶品。信長が側に置いていた黒人、弥助の半生が描かれるというだけでもかなり斬新な視点。ここに本能寺の変のミステリーを絡めてくるあたり、短編で終わらせるには勿体ないくらいの密度の濃い話に仕上がっている。私たちの歴史観は往々にして大御所のような大作家たちが作り上げたものだが、こうした若い作家さんたちが従来とは異なる視点で新しい歴史を紡いでくれることに期待したい。

2018/10/03

如水

小説家7人が描く短編集。いつも通り天野純希が一番!では無く(勿論面白かったですよ)岩井三四二の『婿殿の野望』。津軽の大浦弥四郎の下剋上をのんびりと、ただ計算し尽した戦略で国盗りするギャップが面白い!そして公私迄も充実させて行く、この策略家~!とツッコミを入れたくなる話でした。後は簑輪諒の『川中島をもう一度』。武田信玄の奥近習衆(若いエリート集団)が信玄の立てた越中戦略の真相を予想して行く話ですが、一切合戦シーンが出てこない!のに何だこの緊張感は・・・見抜いてたのが一人のみ、さすが武藤喜兵衛、と思いました。

2017/12/13

星群

7人の作家さんのうち、6人が初読み作家さん。中でも、お気に入りは木下さんの「信長の首」と天野さんの「麒麟児」。木下さんは、初対面にして首の隠し場所で強烈な印象を焼き付けられた。天野さんは、地元の武将を主人公にしてくれて気持ちが盛り上がりました。どの作家さんも興味深く、また長編も読んでみたいです。

2020/08/10

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