ゴースト・スナイパー 下 (文春文庫 テ 11-34)
ゴースト・スナイパー 下 (文春文庫 テ 11-34) / 感想・レビュー
つねじろう
その何というか先端技術を駆使する話しだったり確かに過去最大の強敵だったりしますので色々絶体絶命的にもなりハラハラもしますが相手か知恵よりも権力と規模で勝負をかけて来るので少し従来作品よりヤラレタ感はふ〜んそうなのくらいでした。
2017/12/30
*maru*
「焼けたな」無事タウンハウスに帰り着いた天才科学捜査官御一行。ライムの帰宅でにわかに活気づくラボでのディスカッション。何だか胸アツ。影なきスナイパーと怪しげな影を纏う登場人物たち。匂わせ上手、煽り上手なディーヴァーの戦略に毎回まんまとハマるな、しかし。上巻で受けた印象ががらりと変わる下巻。踊らされる心地よさに浸りながらも、おかわりを欲する欲深き読者の期待にもちゃんと応えてくれる。だって、ディーヴァーだもの。味の想像はまったくできないが、殺し屋のレシピにも興味津々。食欲まで刺激されちゃって。参ったね。
2019/12/06
future4227
例によって何度も一件落着のように思わせておいて、何度も裏切ってくれる。まぁ、残りのページ数で察しはついてしまうのだが。おまけに今回は事件解決後にもどんでん返しが待ち受ける周到さ。ただライムとサックスの関係に大きな進展がなかったのが残念。本作品はテロリストだからってむやみに暗殺するのはいけないよねって話。無関係な人を巻き込まないように武器を進化させても、結局はゴーサインを出す人の判断や情報が誤っていれば犠牲は生まれてしまう。そんなディーヴァーの思いが伝わってくる作品だった。
2018/01/23
木村 武史
面白かった。今回はいつもと違った雰囲気の作品だったと感じました。しかし、いつものようなどんでん返しは相変わらず。最後の最後まで何かしらの事件が起こったりと流れ自体はいつもと同じです。何故かな?ライムが行動的になったから?今回はプラスキーが頼もしく感じました。
2019/08/08
chiseiok
大前提としてツイストありと読む側が承知しているこのシリーズ。なのに今回もきっちり驚かせてくれたディーヴァー先生は流石です。瞬間的なおどかし驚きはないけれど、あれあれ?あ、そっち?あ、そーなの?といつのまにか視点をずらされる斜め上系のツイストが快感、安心安定円熟の匠の技ですね。期待レベルは勿論クリアだけれど、同時にあの『ウォッチメーカー』を読んだ時の次元の違う驚愕レベルでは無いんですよね…。無い物ねだりかもしれないけれど、あれもう一度味わいたいなぁ。サブキャラ達の魅力もあってこれはこれで充分楽しめたけれど。
2017/12/02
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