桑港特急 (文春文庫 や 29-25)
桑港特急 (文春文庫 や 29-25) / 感想・レビュー
sin
群像劇と云うにしても、それぞれの出来事に繋がりが稀薄で散漫な感じがする上に、解説を挟み込むので物語の流れが途切れ勝ちな第一部が下拵えで、第二部のクライマックスのぬるい銀行襲撃に集約したのだとしても、あれだけ丁寧に造り上げて鎖国日本からアメリカ大陸に上陸させた兄弟の扱いが不充分に感じてならない。クライマックスでの活劇を期待していただけに、彼等がただ社会勉強をしただけでは物足りない。
2019/03/27
James Hayashi
地名、ジョン・万次郎、ジョン・サッターなど実名入りのフィクション。Coloma, CAでの砂金発見から黒潮沿海での捕鯨など組み合わせたもの。解説ではウェスタン小説といっているが、自分は時代小説のアメリカ版という感じで読んでいた。
2018/12/25
hasami1025
ジョン万次郎に物語と勘違いして読んだが全然違ってた。極悪非道なギャング(?)への復讐劇。当時の生活とか文化を感じるのは楽しかったかな。小笠原育ちの丈二と子温の成長とか冒険譚がもっとあればなおよかった。
2021/01/07
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小笠原、上海、アメリカ西海岸と舞台が大きく広がった挙句のしょぼくれた西部劇で、何となく消化不良。600ページも読んだのに・・・。 たまたま急な出張のためサンフランシスコに向かう機内で読み終えたことは、個人的には記録しておきたい。
2018/06/13
hiyu
何だか西部劇に感じるものでもあるが、これは一体誰が主人公なのだろうか。それとも続きがあって、収束していくのか?
2018/06/11
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