新・学問のすすめ 脳を鍛える神学1000本ノック (文春文庫 さ 52-8)
新・学問のすすめ 脳を鍛える神学1000本ノック (文春文庫 さ 52-8) / 感想・レビュー
KAZOO
佐藤さんのキリスト教神学論の講義を本にしたものです。学生のやり取りがそのまま掲載されているようなので非常に参考になります。これを読んでみると学生の方もかなり事前勉強している感じがします。というかこの分野の素養があるのでしょう。わたしなどはせいぜい聖書をいつもパラパラめくるだけですのでレベルには全然達していなく、読んでいるだけでかなり新鮮に感じます。この中に書いてある本などを読んでから再読してもいいと感じました。
2018/07/29
佐島楓
神学は当然、世界史・哲学史・倫理学など多方面の知識が求められる佐藤先生のスパルタ講義。自分の無知をむちゃくちゃ自覚させられつつも、学部時代にここまで大変なレベルの講義を受けていたら、大物に育つだろうなと思いました。打たれ強くなるだろうし、反骨精神が育ちそう。おおむねぬるく育った私からしてみればある意味ひっじょーにうらやましいです。
2019/06/05
ehirano1
これは面白いです、しかし如何せん難し過ぎました。他書で基礎力を付けてから本書にリターンマッチを挑むか、本書のノックを2000、3000本と受け続けることで血肉にするか考えます。
2019/10/20
Vakira
新刊 のところに展示、ペラペラとめくるとキリスト教の話の様。 ここでいう学問とは神学であり、キリスト教の話だ。神学なんて言葉を初めて知った。 佐藤優氏と学生の対談というより、学生は聖書、神学、思想史のKey部分を読む。 そこを佐藤優氏が解説。解説は分かりやすい。キリスト教雑学が増える。イスラム教ではキリストは磔にされてないとか、新約聖書の中にはキリストが復活していないパターンの物があったり、聖書より教会が先にあってので教会の権威が大になったとか。ドイツ神父は公務員とか。ドイツのユダヤ教排除の背景とか。
2018/08/02
ゆうきなかもと
ディープ。「悪魔の勉強術」の続編らいしい。前作に比べて遥かにマニアック。どちらも同志社大学神学部での講義がベースになっている。つまり、前作は大学一年目とかで、本作は2年目なんだろう。前作よりも、より神学色が強い。つまり、前作はより普遍的な大学生や、18歳ぐらいの人たち、あるいはその他の人たちに役立つ本だと言えるが、本作は、キリスト教神学に強い興味のある人たち向けの本だと言うことだ。
2021/04/29
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