京洛の森のアリス II 自分探しの羅針盤 (文春文庫 も 29-2)
京洛の森のアリス II 自分探しの羅針盤 (文春文庫 も 29-2) / 感想・レビュー
カメ吉
前作はその設定の違和感に慣れるのに少しかかりましたが今回は最初からスンナリでした。 スゴく温かな作品でした。ありす、蓮、ナツメのやりとりも優しい。 作中の『月の見えない夜に咲く花』、も読んでみたくなります。 みんなハッピーで読書の素晴らしさも伝わった作品でした。続編もありそうで楽しみです。
2018/09/06
寂しがり屋の狼さん
シリーズ2冊目📚️京落の森での生活にも慣れてきたアリス…自分と同じように人間界から迷いこんだ人を助けようと奮闘するが、この世界のルールがそれを阻む。そして蓮もまた、世界のルールに従うべく自分探しの旅へ🐾徳を積むこと…本当に自分がしたいこと…他人から必要とされること…私なら何をするのかな(*^^*)
2020/03/28
まこみん
京都に似た京洛の森の世界。人は自分を正しく見極め、本当に自分の望む事をしなけれはならない。でないと急激に老化してしまう恐ろしい所でもある。ありすは前巻で出会ったウサギ姿のナツメと蛙姿の蓮と共に本屋さんとして楽しく過ごしている。蓮は王太子の座を嫌って幼い姿のままありすの所に居るが、ある日老人になってしまう。好きに生きている筈なのに。蓮の自分捜しの旅が始まる…。テンポ良く、登場人物も馴染みやすく読みやすい。人は其々のペースがあり、望む居場所も様々。不思議な「狭間の賢者」の存在。蓮は実年齢に戻れるのかな。
2019/03/17
野のこ
可愛いだけじゃなくて深い。IIも面白かったです。「誰からも必要とされなくなってしまう」という言葉に心がざわざわ 。自分と向き合う時間。人生の手助けになるような名言がたくさんでした。「ほんとうにやりたいこと」を仕事に出来るってこの世界ではなかなか難しいけど、理想的だなぁって思いました。私もお花屋さんをやりたいな。「ワインとチーズの店」美味しそうでした。アリスと蓮の自分さがしも一段落してなにより。次回も楽しみです♪
2019/01/21
ラマジドンジュ
1巻に続けてあっという間に読み終えました。この物語の中で語られている仕組みが、近い将来、いやもう既に始まっているように感じながら読み進めました。自分の好きな事を仕事にすることの大切さ、偽りのない言動行動の重要性、他にも多々あります。もっとこの世界観の中に居たくて、終わりませんようにと願いながら読んでいました。続編でないかなぁ〜。
2019/03/12
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