天人唐草 自選作品集 (文春文庫 や 70-1)
天人唐草 自選作品集 (文春文庫 や 70-1) / 感想・レビュー
阿部義彦
これは過去に文春が漫画を文庫にした頃(文春文庫ビジュアル版)として刊行してたのを化粧直しして、新たに山岸凉子さんのインタビューを加えてあります。自選短編集なのが味噌です。このシリーズ本棚漁ってたら、初代のビジュアル版で同じ著者の自選短編集の「シュリンクス・パーン」BOOK・OFFで買ったの持ってました。(1997年第1刷)この機会に全部復刻してくれないかなあ? 中島らもさんの解説が秀逸ですね。萩尾さん、竹宮さん、大島さんはリアルタイムで読んでたけど山岸凉子さんは割と後追いで読んだんでした。線が細くて独特。
2018/09/27
苺畑序音
やばい。魅入られそうになる。らもさんの解説で引き戻してもらえました。
2018/09/13
鷺@みんさー
幼い子供たちの描かれ方は、この時代特有の、いとけなくシャイで愛らしい姿をしている。モブの子供や、主人公を虐めるモブの子ですらそうだ。やはり根底に、著者の子供に対する、平等な(見た目は可愛らしいが、いい意味で子供扱いしない)眼差しが込められている気がする。ふと、大島弓子の「つるばらつるばら」を思い出した。子供とは、無力であるがゆえに、世間に責任を持たずに残酷になれる存在ではあるまいか。そういう意味で私は、大人になりたくなかったなぁ。
2023/08/11
A.T
高校時代に読んで衝撃を受けた「天人唐草」。父の存在が大きかったわたし自身にも重なり、主人公響子の末路に恐れおののいたっけ。
2020/11/23
空猫
お気に入りさんのレビューで懐かしさのあまり買っちまったぜぃ!「岡村響子、30歳。きえーーーーーーっ!」の帯にやられちまったぜぃ!昭和50年代頃の作品なので時代を感じるけれどそれでもなお、やはり逸品のホラー。中島らもさんと門田恭子さんの解説も必読。
2018/10/01
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