キッドナッパーズ (文春文庫 か 48-6)
キッドナッパーズ (文春文庫 か 48-6) / 感想・レビュー
ダミアン4号
初っ端から引き込まれる!宅配便の配達員を装って押し入ってきたのはパッと見た目“小学生”って感じの華奢な“中学生”(本人弁)…震える手でナイフを突き出し「今から言う番号に電話をかけろ!!」自分が誘拐された事にしたい中学生と失業中のふて腐れた社会人…事件に関わらない様、抵抗する(相手は貧相な体格の男の子ですからね)事も可能なのに、何故か“狂言誘拐”の片棒を担ぐ事にした主人公…それにはワケが(笑)さぁこの事件、どう転んでいく?短編集なのであっという間にエンディングを迎えてしまうのですが、とにかく面白かった(笑)
2019/04/08
ぽろん
7篇の短編集。表題作のキッドナッパーズが、一番良かった。失業中の青年の家に入った強盗が意外な顛末に愉しめた。
2019/06/14
そうたそ
★★☆☆☆ 文庫未収録の作品を収めた文庫オリジナル作品集とのことだが、著者の初期作が多く、最近のものと比べるといまいちな部分はあるし、何より今まで未収録であったことが故の、著者の他の作品と比べると、どこか数段落ちるような印象のあるものが多かった。著者が好きならともかく、あえて読むほどの作品があるとは思えなかった。
2019/03/10
きょん
表題作は、勢いはあるけどアッと驚く仕掛けや展開もなくて自分の好みではなかった。後半の言葉や知覚をテーマにした短編の方が面白い。
2019/01/30
ophiuchi
2003年に「キッドナッパーズ」でオール讀物推理小説新人賞を、2018年には「銀河鉄道の父」で直木賞を受賞した著者の原点を知ることができる短編集。最初から上手い作家であり、順調に人気作家に成長しましたね。
2020/01/31
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