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ラヴレターズ (文春文庫 む 16-50)

ラヴレターズ (文春文庫 む 16-50)

ラヴレターズ (文春文庫 む 16-50)

作家
川上未映子
村田沙耶香
出版社
文藝春秋
発売日
2019-02-08
ISBN
9784167912338
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ラヴレターズ (文春文庫 む 16-50) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

26人の作家たち(うち男性は6人)によるラヴレター競作。ほぼ全員が過去の恋の相手に手紙をしたためている。現在形よりも書きやすいのかも知れない。編集の経緯は知らないのだが、依頼を受けた作家たちが半ば即興的に(少なくても比較的短時間で)書いたと思われる。その場合は、まず相手を想定してシチュエイションを造っていくのだろう。そして、その過程に作家の個性が発揮されるというわけである。さて、その結果はというと、個々の書簡が短すぎることもあってか、全体にはやや低調なようである。そうした中で私が及第点に達していると思う⇒

2022/07/02

じいじ

26名の作家、俳優、著名人が綴る「恋」への想い、恋文集はバラエティに富んで楽しいです。印象作は、17年間一緒に暮らした愛猫ゴマちゃんへ寄せた小池真理子の恋文。そして50余年前の我が初恋に重なり、懐かしさに浸った川上三映子、西川美和の二作品。個人的には中江有里の恋文が好きです。10歳の時、母と離婚して別れた父親に向けた手紙で、30年を過ぎて憎しみから感謝に換わった父への気持ちが綴られていて、心に響きました。

2019/02/25

chantal(シャンタール)

作家や俳優さんたちが初恋の君や愛猫、家族、はたまたコンビニや飛行機に宛てて書いたラブレター集。西川美和さんの「永い言い訳」の登場人物、夏子から幸夫へのラブレターが読みたくて買った。あのラブレターがちゃんと届いていたら、物語はどうなっていたのか。この世にタラレバはないけれど。私も学生の頃付き合っていた彼から20年程前にもらった最後のラブレターを今でも後生大事に持っている。でも開けて読む勇気は今のところない。色んな後悔や望郷の念が湧き上がるのか怖くて。もし今、誰かにラブレターを書くとしたら、誰に書きますか?

2019/09/01

ワニニ

何か私もラヴレターが書きたくなったなぁ。相手は誰(何)にしよう?たとえ相手が男の人でなくとも、ラヴレターというのは成り立つものなんだ。平成の終わりに、やっぱり橋本治さんの「拝啓 日本様」読めて良かったかな? 橋本治さんも平成終わりの年に亡くなっちゃった。ほか西川美和さんのは、こんな短編映画観てみたいと思った。小池真理子さんの猫愛にも打たれた。最近のドタバタで、読了にまさかの時間がかかったけれど、愛ある本を長く読めて良かったのかもしれない。

2019/04/26

ピロ麻呂

男女の愛だけでなく、家族愛、ペット愛、コンビニ愛(^_^;)いろんな愛がつまったラブレターがたくさん☆読みやすいし、ミステリー読了後のデザートにどうぞ☆彡

2019/02/18

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