食べる私 (文春文庫 ひ 20-9)
食べる私 (文春文庫 ひ 20-9) / 感想・レビュー
緋莢
図書館本。『オール讀物』の連載「この人のいまの味」をまとめた本。<食べ物について語れば、人間の核心が見えてくる>と書かれているように作家、落語家、スポーツ選手、料理研究家、女優など登場する29人にそれぞれにしっかりと個性があり、読み応えがありました。あとがきでも書かれているように第1回目はデーブ・スペクターと決めていたそうで、彼の「おいしいものは無駄。お座敷もフランス料理のコースも、時間が長すぎて耐えられない」というのは 実にらしくて、確かに初回にピッタリだなと感じました。
2020/05/18
naotan
対話相手の豪華さに引けも取らず、話を聞き出しまとめ上げる手腕に舌を巻いた。料理が苦手で家事が苦痛な人にとっては、救いになる一冊かもしれない。
2019/05/07
マッキー
有名人との食にまつわる対談本。人によって食事に対する価値観って全然違うのだな、と思ったり。逆に価値観の違うもの同士で分かり合えることがないからこそ同じ価値観や味覚、食の好みを持つ人が希少に&大切に思えるのかもしれない。
2019/12/08
ごいんきょ
食にまつわるインタビュー
2019/09/25
ふじこ
〈いろんな記憶がつきまとうからこそ、食べものは忘れられないものになるのだと思います〉エッセイストの平松洋子さんが29人と「食」について語り合った対話集。綺麗に食べる大食いギャル曽根さん、料理家のサラブレッド土井善晴さん、宇宙食を通して「作りたて」の尊さに気付いた山崎直子さんなど興味深い話ばかり。特に印象に残ったのは刑務所生活で30キロも体重が減った堀江貴文さんの話。仕事中とは一変して食べものの話になると急に子どもっぽくなる、不思議な魅力を持った人だなあと感じました。ああ、お腹すいてきた。
2019/05/15
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