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『罪と罰』を読まない (文春文庫 み 36-50)

『罪と罰』を読まない (文春文庫 み 36-50)

『罪と罰』を読まない (文春文庫 み 36-50)

作家
岸本佐知子
三浦しをん
吉田篤弘
吉田 浩美
出版社
文藝春秋
発売日
2019-07-10
ISBN
9784167913205
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『罪と罰』を読まない (文春文庫 み 36-50) / 感想・レビュー

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KAZOO

三浦しおんさん、岸本佐知子さん、クラフト・エヴィング商会のお二人(吉田篤弘・浩美夫妻)が、「罪と罰」を読んでいこうという事で対談を行っています。最初は断片的な情報からの対談で、私にとってはややイライラすると気がありますが、最後はすべて読んでからの対談ですっきりしました。読書会のような感じですね。私は中学の時に1回その後、光文社の古典新訳文庫で読みましたが、再度読みなおしたくなりました。

2023/12/20

けんとまん1007

やられました。こんな組み立てがあるんだなあ~と。随分前、確かに『罪と罰』は読んだことがある。しかし、記憶は薄い。改めて、読み直してみようか・・と思った。四人の想像、そして解釈が、まさにコラボレーション的に拡がっていくのがいい。

2020/07/23

NADIA

本に携わる仕事についているのに世界的名作『罪と罰』は未読であるという4人。その理由が同じく未読のド素人の私とあまり違いがないことに驚きを覚えた。プロにとっても敷居の高い印象があるんだ。そして未読状態で小説の内容を推測する座談会の様子がかなり面白い。時々与えられるヒント(各章3箇所、指定したページのみ朗読される)からさらなる推測へ。なるほど、このような読書方(?)は新しい。最終的には全員『罪と罰』を読了してその感想を座談会方式で語り合うのだが、私も一緒に読了した気分。原作はそのうちに読んでみたい・・かな?

2020/09/23

たいぱぱ

村上春樹さんの著作でよく登場するドストエフスキーの『罪と罰』をクラフト・エヴィング商會の吉田夫妻と翻訳家の岸本さん、そして我等の妄想家・しをんさんの4人が読まずに内容を推理し、語るという変態読書会の一部始終。登場人物たちに勝手に付ける渾名(マメ父、馬、スベ、修造)に吹き出し、吉田嫁の「ポチンコフ」に付箋横貼りしてある件では大爆笑でした。最初は、しをんさんの妄想が皆さんを引っ張ってましたが、最後は全員(特に女子三人)妄想世界の住人に(笑)。もうこれで『罪と罰』は読んだも同然。読了本に登録したろかな?

2020/10/20

崩紫サロメ

岸本佐和子、三浦しをん、吉田篤弘、吉田浩美。文芸界で活躍する著名人であるが、ドストエフスキーの『罪と罰』は読んだことがない。そこで「読まずに読む」という座談会を企画する。これは原作邦訳の一部を渡され、そこからどのような話かを想像しながら語っていくというもの。一体どこにいくのだろうかと思ったが、最後まで読むとこの形式は読書会としてかなり面白いように感じた。最後に四人とも翻訳で通読し、みなハマるのだが、この読み方のおかげで普通に注目しないところに注目したり。書物との出会い方について考えさせられた。

2022/04/16

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