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赤毛のアン (文春文庫 モ 4-1)

赤毛のアン (文春文庫 モ 4-1)

赤毛のアン (文春文庫 モ 4-1)

作家
L・M・モンゴメリ
松本侑子
出版社
文藝春秋
発売日
2019-07-10
ISBN
9784167913243
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赤毛のアン (文春文庫 モ 4-1) / 感想・レビュー

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さつき

子供の頃、大好きで繰り返し読んだ作品。松本侑子さんの新訳が気になってずっと読みたいと思っていました。子供の頃はアンとダイアナの遊びに憧れました。特にいちご水は再現したくて仕方なくて、友達と一緒に赤い水を作ろうと桑の実やザクロなど色々試したものです。懐かしい思い出に浸りながらも今回は自分が大人になった分、マリラやマシュー、リンド夫人などアンの周りの大人達の心遣いや優しさが胸に沁みました。特にマシューとの別れの前日にアンに寄せられた言葉、残されたマリラの心情吐露は涙なしには読めません。

2020/10/12

さら

『赤毛のアン』は愛読書の一つです。村岡さん以外の訳はどうなのだろうと読んでみました。当然ですが大きな違いはなかったです。注釈が多くあり、今までとは違う見方も出来て勉強になりました。年月と共に感情移入の対象が変わりますね。アンの成長した姿に幼かったアンがもういない寂しさに泣いてしまうマリラに泣けました。アンは次から次へと騒動を起こします。でも子どもは皆、大小の違いはあっても問題をおこしながら成長していきますよね。マリラとマシューが遅い子育てにあたふたしながら、アンに愛情を注いでいく過程が本当に大好きです。

2021/08/22

あたびー

松本侑子版シリーズがとうとう完結されたので読み始めた。村岡花子版では何十回も読んでいるが、中年以降はご無沙汰していたアン。今読むと、自分が易々とマリラの気持ちに寄り添えるのが分かる。訳者が長年苦労を重ねて積み上げてくださった膨大な解説により、余り知らなかった引用や、習慣など様な事を知ることが出来た。(長老派では元々クリスマスをキリスト生誕祭とは認めていなかったとか)美しい自然描写、緻密なキャラクター設定、どれをとっても超一流の小説だと改めて思った。

2024/01/15

たぬ

☆4.5 今頃になって読みましたよ『赤毛のアン』。アンが赤毛でみなしごで舞台はカナダってことくらいしか予備知識はなく。んでいざ読み始めるともう夢中になっちゃいました。アンめっちゃ饒舌。すんごいしゃべる。ちゃんと意味が通っているし中身のあることを話していて、地頭がいいんだろうなと思ってたら終盤でやっぱりね、です。マリラはアンに直接お褒めの言葉をかけてあげればいいのにな。『アンの青春』以下続編も読みたい。

2023/01/27

有名だから知ってはいたけど、今まで読んだことがなかった。中学生とか高校生のときに読んでおきたかったなあ。そしたら勉強を頑張れた気がする(たぶん)。アンの自由さと明るさは何よりも代えがたいもので、その一方で心に決めたらやり抜き通す強さもある。グリーンゲイブルズはアンの心を育むのにいい場所だったんだろうな。そして、マリラとマシューの深い愛に感動した。電車だというのに、ほぼ泣いていた。お転婆時代が終わって、これからどんな展開を見せるのか『アンの青春』も楽しみ。

2020/11/19

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