古事記神話入門 (文春文庫 み 32-5)
ジャンル
古事記神話入門 (文春文庫 み 32-5) / 感想・レビュー
おせきはん
古事記に書かれた主な神話がわかりやすく解説されています。それぞれの神々を覚えるにはまだまだ至らないながら、以前、別の解説書を読んだときよりも、神々の愛と嫉妬の物語をかなり理解し、楽しむことができました。
2021/12/14
かふ
8つのメインストーリー(出雲神話が重なっているからメインと言えるかどうか?)のあらすじと解説。神話だけだと読んで終わりになってしまうが解説を付けたことによって理屈で考えることが出来た。ただのファンタジーとして読めばいいのだけれどもその神話の古代史の裏付けみたいなものは想像力が惹かれていいく。古事記は北方系の王権神話(垂直的な天と地と地下の世界)と南方系の水平神話(根の国やワタツミのような水平線彼方の世界との繋がり)からなり、制圧神話の日本書紀に対して制圧された側の神話(敗者の神話)も伝えているのが魅力だ。
2020/05/23
あまね
お嬢さんの三浦しおんさんが三浦先生のことを「コジオタ(古事記オタク)」と仰っているのがよく分かる古事記入門書です。神様の名前をカタカナで表記されているのが新鮮でした。現代語訳の古事記は何冊か読んでいますが、『口語訳 古事記』も読んでみたくなりました。
2020/02/16
to boy
古代日本史には全く疎いのでどんなものかと知りたくて購入。古事記(神代編)をやさしく読み解いてくれています。日本書紀との比較、海外の神話との類似性など初心者向けに丁寧に書かれていながら、著者の最新の研究結果も織り込まれていて良書かも。それにしても古代の神の名前が覚えられなくて難儀しました。神~神話時代の天皇~実在の天皇のつながりがなんとなく理解できた気がします。
2020/01/04
あこ
しをんさんのお父さん本!ミーハーなきっかけで読み始めたけど、面白かった。考えてみればこういった神話って、いま現在読まれている様々な物語のご先祖様みたいな存在。よくある形式がこの時代から現れていて、元ネタ集と言えるかも。もっと知りたくて堪らなくなった。
2019/12/04
感想・レビューをもっと見る