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満月珈琲店の星詠み (文春文庫 も 29-21)

満月珈琲店の星詠み (文春文庫 も 29-21)

満月珈琲店の星詠み (文春文庫 も 29-21)

作家
望月麻衣
桜田 千尋
出版社
文藝春秋
発売日
2020-07-08
ISBN
9784167914004
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満月珈琲店の星詠み (文春文庫 も 29-21) / 感想・レビュー

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しんごろ

満月珈琲店のメニューがネーミングもよく素敵すぎる。占星術はわからないけど、満月の光に優しく照らされながら、疲れた時に満月珈琲店に行って、猫の定員に癒されたくなる。これから先、生きていく上で、様々な悩みの解決、これからの気づきを教えてくれそうだね。つい部屋の窓から月が満月かどうか確認したくなる。空色ビール“星空”が飲みたい。月光と金星のシャンパンフロートもいいね。

2020/08/31

猫が経営する満月珈琲店の話。最初のシナリオライターの話が好きです。占星術は全く詳しくないのでよくわからなかったけど、星のどの位置にいるかでその人の動き方が変わるという考え方は、頑張っても努力が報われなかったり、何してもうまくいかないような時には調べてみると腑に落ちる感じがします。

2020/10/24

へくとぱすかる

『満月珈琲店』を先に読んだので、こちらも。絵本の方は、桜田さんのイラストの雰囲気をそのまま文字にしたような物語になっていたが、こちらは望月さんの小説中心。ファンタジーには終わらない、より現実的な物語になっている。マスターや他の猫たちも、ただ優しいだけではなくて、励ましてくれるような存在。傷ついた人々の前にふと現れる、という点は同じでも、ずいぶんニュアンスがちがうものだ。イラストが口絵にあって、占星術が物語の前面に押し出されていたのは予想とちがっていたが、ほっとする本。

2020/09/22

のいじぃ

読了。Kindle版。可愛らしくロマンティックなイラストが目を惹くのでカラー表示のものがおすすめ。個人的には紙の本で買えば良かったかも知れないと思う一冊。それプラス西洋占星術や猫要素、カフェを取り入れお洒落な感じでこの辺は文章担当の作者の好きなものを京都を含めて固めた感じですか。ホロスコープが割と本気度が高く、説得力があるものの、もう少し読者や物語に向けて表現の方法を柔らかいものにしても良かったのでは。全体的に明里の厳しさが何故か作品と重なってしまい、綺麗でファンタジックなメニューを味わい損ねてしまった。

2020/08/19

さてさて

『どこで間違っちゃったんだろうな…』。そんな主人公の思いの先に『「満月珈琲店」には決まった場所はございません』と、にこりと目を細めて説明する大きな三毛猫がマスターを務めるファンタジー世界の『珈琲店』が登場するこの作品。そんな作品にはリアル世界にそれぞれの悩みを抱えて生きる主人公達の苦悩が描かれていました。初めて接する人にも『占星術』の考え方を分かりやすく伝えてくれるこの作品。絶品スイーツが物語を絶妙に彩ってもいくこの作品。全く知識のなかった『占星術』に興味津々にさせてくれたとても優しい世界観の物語でした。

2023/04/15

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