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その男(二) (文春文庫 い 4-132)

その男(二) (文春文庫 い 4-132)

その男(二) (文春文庫 い 4-132)

作家
池波正太郎
出版社
文藝春秋
発売日
2019-12-05
ISBN
9784167914080
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その男(二) (文春文庫 い 4-132) / 感想・レビュー

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のり

「杉虎之助」にとってかけがえのない人が相次いでこの世を去った。予想だにしなかった経緯。悔やみきれない思いを胸に失意から敵討ちへと先を見据える。幕府の威も地に落ち始め、薩摩や長州の動きも活発になる。京は戦火にのまれ、江戸の町ですら戦々恐々の有り様。幕末の勇士達の名がちらほら出て来て虎之助がどの様に絡むのか次巻での完結が楽しみである。

2020/01/25

優希

激動の時代の中、虎之助は2人も大切な人を失うのが切なかったです、愛する妻と父親と慕う恩師の死から、仇討ちを決意する。虎之助の行末は何処に着地するのでしょう。

2023/02/26

タツ フカガワ

虎之助は大切な人をふたり失う。ひとりは妻となった礼子、もうひとりは育ての親でもあった恩師茂兵衛。ともに薩摩藩士によって殺されたようで、虎之助は京でふたりの仇を探し始める。殺伐として剣呑な京の町を舞台に、思わず笑いが漏れるキャラクターが、かつて虎之助が江戸で一度だけ肌を合わせたお秀(法秀尼)。池波さんの作品にはお秀のような肉感的で大胆、磊落な女性がよく出てくるけれど、これは池波さんのタイプなのかしらん、と余計なことを想像しながら完結編へ。

2021/05/02

ぶんぶん

【図書館】いよいよ、きな臭くなって来た。 愛する「礼子」もあっけなく死んでしまった。 もう少し愛の余韻があっても良いかと思うが。 そんな中、寺田屋事件が起こり、中村半次郎、西郷吉之助が暗躍、大きく時代が変わっていく中で、虎之助はどう生きるか悩む。 その中で、遂に池本茂兵衛も再会できたというに死んでしまった。 時代はそんな虎之助に構わず大きなうねりを起こし進んで行く。 幕末を経て近代国家にますます混沌としていく。一時代を虎之助の人生と歩むように駆け抜ける物語はどうなっていくのだろうか。最終巻にいよいよ入る。

2020/10/14

klu

寺田屋騒動 池田屋事件 京都、江戸がだいぶきな臭くなってきました。最愛の妻の死、恩師の死からたちなおれるかな?キツイですよね

2020/09/02

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