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七丁目まで空が象色 (文春文庫 に 19-5)

七丁目まで空が象色 (文春文庫 に 19-5)

七丁目まで空が象色 (文春文庫 に 19-5)

作家
似鳥鶏
出版社
文藝春秋
発売日
2020-01-04
ISBN
9784167914202
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七丁目まで空が象色 (文春文庫 に 19-5) / 感想・レビュー

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nobby

動物園ミステリー第5弾。今作での舞台はマレーバク研修のため訪れた別の動物園。そこで新人飼育員として登場は桃さん2号とは期待高まるばかり!そしてまた彼らが巻き込まれるのはゾウの脱走劇!今回の事件は、ひたすら象が大通りを歩き続けるだけなのだが、誰にも止められないド迫力は貫禄十分!反面、いつもの面々に活躍どころはあるものの、少し大雑把だったかな…その顛末の背景として示されるのが、中国マフィアも絡む人類の何千年前へのロマン追う傲慢なエゴとは相変わらず複雑な想い…何より最大の驚愕は、あとがきでのチュョンの脅威(笑)

2020/03/08

小梅

大好きなシリーズ。 今回は象。途中途中で注が入っていて読みやすかった。ウズラを拾って飼ってたって!私もウズラ飼ってるよ〜って、つい独り言が出た(笑)しかし、若干の消化不良な終わり方だった。今後の作品に登場してくるなだろうか?

2020/02/22

mint☆

読むのがお久しぶりのシリーズ第5弾。今回は桃本くんの従弟セイくんが登場。動物園からゾウが逃げ出し大騒動に。車を破壊し住宅地を歩くゾウになす術もない人間たちを想像してハラハラ。そしてその脱走には裏があった。ミステリーとしても面白いが、個性的なキャラたちも相変わらず面白い。コアラが一日22時間寝ている謎や日本の象牙問題など勉強にもなりました。

2021/02/04

NADIA

動物園の象が逃げたら?? 大きいけど気性の穏やかな象さんだ。なんなら一緒に歩きたい・・・など、牧歌的な光景を頭に思い浮かべてしまいそうだが、動物園飼育員の死亡事故が一番多いのは象だそうだ。その大きさによる迫力はストーリーの中でも十分に堪能できる。それだけでもスリル満点だがその事件の裏側にある陰謀とは・・・!? 動物園シリーズで一番面白かった。作中で顰蹙を買う行為をする馬鹿者に対する「目立ちたいが平時はそのスキルも機転もないから」という言葉、「俺はコロナだ」と注目を浴びようとする輩にも言いたいと思う。

2020/08/28

aquamarine

脱走した象がもし公道を歩いたらどうなるか、あらためて象というものの凄さを思い知る。象に従い歩く桃さんの弟分、セイ。私は彼に寄り添い子供の時育てていた二羽のひよこを思い出していた。2羽は代わる代わる私の膝に上り心が通じた気がしてなんとも可愛かった。あの時のひよこは実際は何を考えていたのか?(ある日庭を猫が横切り、ひよこは一羽になったのだが。)服部君の造語「オツべる」で宮沢賢治が読みたくなり、あとがきのチュパカブラにうっかり本の内容を全部忘れそうになり…?あ、いつも通りか。次も楽しみにお待ちしています。

2020/05/12

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