警視庁公安部・片野坂彰 動脈爆破 (文春文庫 は 41-42 警視庁公安部・片野坂彰)
警視庁公安部・片野坂彰 動脈爆破 (文春文庫 は 41-42 警視庁公安部・片野坂彰) / 感想・レビュー
KAZOO
濱さんの公安部シリーズ2作目です。今回はトルコでの日本人誘拐事件から始まって、様々な国の情報機関の人物たちを巻き込みさらに大きな陰謀を阻止すべく主人公たちの活躍が記されます。濱さんのこのシリーズでは今の国際情勢の裏側などがよくわかるような気がします。勉強になります。さらに一人の人物が加わって今後の活躍も見込まれそうで楽しみです。
2020/03/23
かみぶくろ
3.4/5.0 なぜか無性に公安小説が読みたくて手に取る。初読み作家だけど、国際情勢や警察・公安・官僚組織などなどに関する知識量が半端なく、もはや小説の体を成していないほどに、あらゆる人物が知識を語りまくる。・・ええ、小説の体は成してなかったです。でもこういうのもありかと思える、ある種の作家的個性があった。
2021/03/20
ケイ
日本や半島について、ここで語られる意見を持っている人が読みたくなるのに合わせてるよね。登場人物たちの会話に、うんうんそうだと頷きながら聞くことを想定したような語りが長い。トランプが大統領の時代に書かれていてるが、ここでなされる予想と今との乖離よ! シリーズの1では、まさか統一教会の事?と妙に感心した。今回は普通の日本人に近寄るスパイの話で、実際に有り得る設定もあり、なかなかドキドキした。特にリニアの事など、こんなところで話題にして興味をひかないでという気持ちにもなる。
2023/09/11
Yunemo
こりゃ駄目です。まず、今の中東情勢が理解できていない。ここを押さえていないと、その後の中国、韓国を結ぶ悪の連携が絵空事と感じてしまって。違うんですよね。いろんな情報というか薀蓄というか、これでもかというぐらいに記されて。ついていけない自身が情けなくて。とは言っても、情報マン(ウーマン)としての3人のタッグが読み進めていくうちに、つい熱くなってしまってます。日本の将来に対する危機感、やっぱり自身を含めて気薄になってます。日が沈む国、日本と捉えていいんでしょうね。いろんな意味で良いも悪いも含めて、一つの警鐘。
2020/04/19
けんけんだ
いつも通り、国際情勢を各国の陰謀・公安の視点から解説してくれる。チャイニーズマフィアの世界での存在感は、中国の経済発展とともに、大きくなっているのはありそう。
2020/04/19
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