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増山超能力師大戦争 (文春文庫 ほ 15-9)

増山超能力師大戦争 (文春文庫 ほ 15-9)

増山超能力師大戦争 (文春文庫 ほ 15-9)

作家
誉田哲也
出版社
文藝春秋
発売日
2020-06-09
ISBN
9784167915056
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増山超能力師大戦争 (文春文庫 ほ 15-9) / 感想・レビュー

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イアン

★★★★☆☆☆☆☆☆増山超能力師事務所シリーズ第2弾。超能力を無効化する機器を開発中の技術者が失踪する。その妻から捜索の依頼を受けた増山だったが、次第に所員らに魔の手が伸び…。シリーズ初の長編だが、「大戦争」と謳う割には敵の輪郭が曖昧で、その攻防が諜報活動の域を抜け切れていないのが惜しい。増山を主な視点に据えたことで彼自身の葛藤を描き出しているが、逆に増山以外の視点から彼の凄みを浮き彫りにしても良かった。続編を匂わせる幕引きながら7年以上音沙汰がないのは、このシリーズに見切りを付けてしまったからだろうか。

2024/10/20

H!deking

という訳で増山超能力師シリーズ新作。これもこれで拷問シーンもあったりで面白かった!けど最後ちょっとモヤッとしたかな。それは置いといてアリスちゃんの件気になるね。続編に期待!

2020/10/12

相田うえお

★★★★☆24016【増山超能力師大戦争 (誉田 哲也さん)】シリーズ二作目。超能力、何かを動かしたり,燃やしちゃったり,透視や念写なんてどう考えても無理っぽいと思うんだなぁ〜。まあ、全否定はしませんが。そんな能力に絡んだ金儲けや悪だくみを企んで、秘密裏に利用したいと考える人間や集団が出て来ても不思議じゃないですよね。今回はそんな系の話でした。この怪しさ満点の超能力や関連組織に関しての尤もらしい説明が凄くて笑っちゃうんですよ( ̄∀ ̄;)楽しく読ませて頂きました。最後がブッツリ切れた感じなので次作期待!

2024/03/07

kk

世間的に言えば如何にも荒唐無稽なお話ってことでしょうけど、設定がとても丁寧に作り込まれている上、語り口があまりにも巧みなので、ついついお話の世界に引き込まれてしまいます。「そうか、有機物には思念が残り易いんだ、気を付けなきゃ」とか「なるほどね、能力が強すぎる場合の念写って、間に人を介してやればうまくいくんだ、覚えとこ」ってな感じで、フィクションであることをすっかり忘れて「ほぉ」と感心しちゃったり。小説を読む愉しみの一つは、こんなふうに、著者の創り出した世界に没入・耽溺するってことかも知れないですね。

2020/06/23

ばう

★★★超能力が社会的に認知されている世界でその能力を仕事にして事務所を構える増山。普段は浮気調査のような仕事しかないけれどある時超能力関係の技術者失踪事件に関わることになる。単なる行方不明ではなく背後には中国スパイの影も見えて…。あぁ怖い。このシリーズ1作目を読んだ時も思ったけれど超能力など持たない方が遥かに平和で幸せな人生が送れる。私は他人の思念など分からずにのほほんと暮らせる毎日に感謝したい、そんな気持ちで読了。決して爽やかな結末では無いけれど一気読みでした。この終わり方だとまだまだ続編出るのかしら?

2024/04/30

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