空に咲く恋 (文春文庫 ふ 45-2)
空に咲く恋 (文春文庫 ふ 45-2) / 感想・レビュー
ぶんこ
女性アレルギーを持つ由紀。女性に触れると発作を起こして意識を失なうとは厄介な病い。この為に普通の仕事に就くこともできず放浪の旅に出る。行き着いた先は山古志村。ここで花火店の一人娘ぼたんと出会う。不思議なことにぼたんに触れてもアレルギー発作は起きない。ぼたんの花火への思いを目の当たりにして、由紀も嫌っていたと思っていた花火への熱い思いが燃え上がる。創作花火の出来るまでの花火師の頑張りに胸が熱くなる。「打ち上げを待っている尺玉の筒が『早く。早く空に上がりたい』と言っている」と感じる若い2人にウルウルしました。
2021/11/17
茉莉花
女性アレルギーのヘタレ男子・三輪由紀は、花火屋の娘・ぼたんに触発され、共に花火師を目指す。2人の溢れる思いは、無事打ち上がるのか? 夏を彩る青春ボーイミーツガール物語。
2021/03/18
タルシル📖ヨムノスキー
福田作品では珍しい(?)青春ラブストーリーお仕事小説。テーマは花火。実家の花火屋が嫌で放浪の旅に出た由紀。彼は偶然にたどり着いた山古志村で、ぼたんという老舗の花火屋の娘と出会う。紆余曲折ありライバルも出現することで一念発起、由紀は一人前の花火職人を目指すという話なのだが、とにかくこの主人公男子由紀がもう根性無しで情けなくて、おまけに「女性アレルギー」なんて余計な設定まで付いているもんで、読んでいるこっちがイライラ。何度本を床に叩きつけようと思ったか。主人公にこんなにイライラさせられる小説というのも珍しい。
2021/06/23
coco夏ko10角
花火師を目指す若者の青春恋愛ストーリー。最初はナヨナヨしてた由紀だけど、第二部での頑張りいい。最後の大会見てみたいなぁ。
2021/05/18
チェス
ゼロデイの作者さんだーっ、作風が違うー! これは爽やかで楽しめた!
2022/03/04
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