紀伊ノ変 居眠り磐音(三十六)決定版 (文春文庫 さ 63-136 居眠り磐音 決定版 36)
紀伊ノ変 居眠り磐音(三十六)決定版 (文春文庫 さ 63-136 居眠り磐音 決定版 36) / 感想・レビュー
KAZOO
今回は、紀伊の国での出来事が中心です。田沼の刺客がいまだ目を光らせているので動きがままならないところへ別件で高野山から主人公が助力を求められます。紀伊徳川で田沼とも関係が深いとも言われていますが、鉱物資源の権利を政府直轄にしようとする田沼との争いで紀伊藩の中も割れています。そこで主人公などがうまく立ち回りどうにか収めるということです。さまざまな出来事をうまくとっれてます。楽しめます。
2020/12/15
とし
決定版 居眠り磐音「紀伊ノ変」36巻。空也が誕生し、坂崎磐音、紀伊藩内の内紛にも奔走し、雹田平の相方おつなを屠り、江戸ではお有さんが品川柳次郎へと嫁ぎ、幸吉、おそめもひとつ前進、武村武左衛門さんは何時もと変わらずですがほんわかとした巻でしたね。
2020/11/30
yamatoshiuruhashi
既に36巻に達する。スピンオフ作品も含めれば40冊を超えて読んでいるのに、「居眠り磐音」の話を他人にしていて作者の名前を正確に言えなかった。「サエキ・ナントカ」と応えるくらい。何冊読んできてもパターンが概ね決まっており、枠組みが少しずつ「敵役」に併せて変わっていく。そのマンネリもまた楽し、である。しかもディテールに蘊蓄がちりばめられていてこれもまた楽しい。今月配本2冊は高野山金剛峰寺の大まかな歴史と俗世権力との相関関係。
2020/08/18
紅葉
やっと玉のような空也誕生♪隠れ里で無事出産できて本当に良かった。さて少しは穏やかな日々を送れるかと思いきや、里の丹(水銀)の利権を寄越せと田沼が磐音とは別件で圧力をかけてきた為、里が大混乱。里が維持できるのは丹のおかげと知り、磐音はこのまま丹の利権を維持できるよう、同じ丹を密かに採掘している立場でも交渉の表舞台に立てる高野山慈尊院の公師老師と行動を共にする。和歌山藩の御家騒動に図らずも巻き込まれた磐音ですが、スルッと核心に肉薄し、なんとか里が維持できるラインを死守。 品川さんもやっと祝言、目出度い♪
2021/02/16
fuku3
2021.5.22読了。居眠り磐音シリーズ第36弾。息子空也が生まれ姥捨の郷で束の間の安息!老中田沼が紀伊の丹(水銀)に目を付け江戸幕府主導で丹会所を作ると!和歌山藩は田沼派と反田沼派に別れ御家騒動に発展か⁉︎磐音は姥捨の郷を守る為に立ち上がる!江戸では品川の祝言が磐音の件で滞っていた!今津屋の由蔵が仲介して月下氷人を御殿医の桂川国瑞・桜子夫妻に代役をお願いし無事祝言が行われた!巻末に江戸よもやま話、御家騒動が掲載!江戸の三大御家騒動"伊達騒動、加賀騒動、黒田騒動"どれもみな面白そう是非読んでみたい!
2021/05/22
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