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熱望 (文春文庫 み 51-3)

熱望 (文春文庫 み 51-3)

熱望 (文春文庫 み 51-3)

作家
水生大海
出版社
文藝春秋
発売日
2020-09-02
ISBN
9784167915599
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熱望 (文春文庫 み 51-3) / 感想・レビュー

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momi

ねぇ、すべて自業自得でしょ!男に金を騙しとられ会社からは突然の契約解除…典型的な転落人生!!全くもって同情できない主人公!自分勝手な思考の持ち主で最低最悪の女ッ!!この自己中の塊みたいな女に1%の同情の余地無し!!いくら不幸だからと言っても…人は絶対に超えてはいけない一線があって過剰すぎる復讐に嫌悪感しかないのですが、実際におこった事件をもとに書かれているような展開にワイドショー目線から読ませてもらうと終わりのない復讐心と異常な思考が怖く…好奇心で最後まで読ませてもらいました!!

2020/10/15

なっち

結婚詐欺に派遣切り、不幸が重なりかわいそう…ではない主人公。とにかく図太い神経の持ち主。痩せたら私の方が可愛い、肌は白い、料理は上手など自己評価が高い。そしてたちが悪いのが騙すなら騙すで徹底的に詐欺師になればいいのに中途半端に恋愛体質なところ。しかし水生さんはいろんな引き出しがあってすごい!!

2020/10/19

おいしゃん

婚約者も仕事も失った主人公が繰り広げるドタバタ劇。彼女ほどの行動力があれば、どこでもある程度うまく行きそうなはずなのだが、なぜか悪い方悪い方へと進んでしまう。だからこそ、登場人物みな薄っぺらさは感じつつも、最後まで一気に読み進めてしまった。

2021/09/13

なみ

男に金を騙し盗られたとある女性が、騙す側になってからの逃亡生活の話。 自己中心的を突き詰めたような性格の主人公でしたが、話の転がし方がとても上手く、どんどん読み進めてしまいます。 エンタメとして開き直って読めばとても面白いですし、現実に照らし合わせて読むと考えさせられる。そんな二面性があるように感じました。 人間の汚い部分を凝縮したような物語だと思います。どうかフィクションのままであってほしい……。

2020/09/10

Katsuto Yoshinaga

「自分はもっとできる。自分の才能は今いる場所にはもったいない」なんてことを、あからさまに匂わすオンナっているよなぁ、帯の惹句にある「こんな人、絶対に好きになれない」と主人公春菜に対して感じていた。ところが、読み進むと春菜が好きになっていってしまった。解説の瀧井氏が書いているように、悪だくみばかりしているんだけど、自己憐憫に浸らずポジティブで、要領がよく働き者なのである。そして、容姿もなかなかイイんじゃないか、なんてことまで思わされた。いやあ、これは面白かった。

2020/09/23

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