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アンの夢の家 (文春文庫 モ 4-5)

アンの夢の家 (文春文庫 モ 4-5)

アンの夢の家 (文春文庫 モ 4-5)

作家
L・M・モンゴメリ
松本侑子
出版社
文藝春秋
発売日
2020-11-10
ISBN
9784167916008
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アンの夢の家 (文春文庫 モ 4-5) / 感想・レビュー

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さつき

アンとギルバートの新居は人里離れた内海のほとりに決まりました。慣れ親しんだアヴォンリーとも学生生活を楽しんだキングスポートとも違う海辺の村での暮らしは、はっとするような美しい風景に溢れています。温かな海の男、老灯台守のジム船長。独特なファッションセンスのミス・コーネリア。謎の美女レスリー。個性的な住人達のエピソードに目を奪われます。子供の頃は読み過ごしてしまったアンの揺れ動く思いにも、大人になった今はじっくり向き合えました。

2020/12/29

まあか

その土地に根差し、一人一人の人に深く深く関係を築いていくアンの愛情がとても素敵だ。レスリーの戸惑いや葛藤する気持ちにも、とても共感が持てた。自然とアンの世界に浸って、喜びも悲しみも自分のことのように感じられる。アンと一緒に自分も成長できたような気持ちになる。アンシリーズに出会えたことは、人生の宝だ。繰り返し、読んでいきたいと思う。

2022/12/27

あたびー

ギルバートとアンの新婚生活は海辺の村フォー・ウインズの片隅、小さな愛らしい家で始まる。隣人は灯台を守るジム船長と、悲劇の麗人レスリー。それに常に女性の味方ミス・コーネリア。シリーズを読み進むうちにモンゴメリのサブキャラ創造力は本当に素晴らしいと感嘆する。アンに訪れる悲しみと悦び、レスリーの悲劇の顛末、ジム船長の人柄、そうしたものが織り成す美しい物語。

2024/03/07

まゆみ

アンがギルバートとの新婚生活を送る25歳から2年間の物語。40代のモンゴメリ自身が最高傑作と自負している作品。確かに今までとは違って登場人物たちの物語が同時に進行し、すべて回収しながら結末を迎えるというフルコースを堪能した満腹感がありました。特に後半にかけては、思わず声が出てきてしまうほどの展開になり、ドキドキしましたね。運命に抗えない悲劇的な出来事もありながら、クスって笑える喜劇要素もあり、楽しませてもらいました。

2022/04/28

chie-don

アン25歳─ギルバートと結婚し海辺の“夢の家”で暮らす2年間。アンの手にする喜びと希望、そして深い悲しみ… 新しい登場人物、灯台守のジム船長、隣家に暮らす悲劇の美女レスリー、男嫌いのミス・コーネリア、それぞれの人生も語られる。アンを崇拝する料理上手な家政婦スーザンは心強い助っ人♡ 何度も読んだのに、読み飛ばすことなく、飽きることなく読めるのは物語の力と、新しい訳者による新訳・全文訳によるものなのか(*´∀`)楽しい心豊かな一時である。『炉辺荘のアン』の発刊を待ちたい。

2021/04/07

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