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警視庁公安部・片野坂彰 紅旗の陰謀 (文春文庫 は 41-43 警視庁公安部・片野坂彰)

警視庁公安部・片野坂彰 紅旗の陰謀 (文春文庫 は 41-43 警視庁公安部・片野坂彰)

警視庁公安部・片野坂彰 紅旗の陰謀 (文春文庫 は 41-43 警視庁公安部・片野坂彰)

作家
濱嘉之
出版社
文藝春秋
発売日
2021-01-04
ISBN
9784167916039
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警視庁公安部・片野坂彰 紅旗の陰謀 (文春文庫 は 41-43 警視庁公安部・片野坂彰) / 感想・レビュー

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KAZOO

公安部青山シリーズから片野坂シリーズに代わってから主人公たちの強さが目立つようになりました。物語としてはチャイニーズマフィアを日本あるいは世界を駆け巡り退治する話でエンターテイメントとして楽しめます。わたしはそれよりも現在の日本の政治や世界の事情を詳しく解説してくれることにあります。新聞などに載ってないことや政治家の裏の情報を教えてくれます。「鮫の脳みそとのみの心臓」を持った政治家では昔を思い出して笑ってしまいました。

2021/01/13

ケイ

コロナ禍に入った頃が舞台。その頃の右寄り(公安だから仕方ないか)の意見をグダグダと語らせるところには、その後に色々とあったんだよ!と言いたくなるが、後出しジャンケンになっちゃうものな。 家畜の豚を盗む理由については、ベトナム人が逮捕された際には、コロナ禍で困っている実習生の状況はどうなっているのかと思ったものだったが、それに対する大国の盗む理由についてはビックリだ。国際情勢に対する不安を掻き立てられるが、大団円なために安心しで読めるから癖になる。

2023/09/17

Yunemo

まさに、今の日本の政治から、EU、中国、ロシア、米国等まで世界事情を事細かに説明されてます。大きな目で見ると世界はこんな状況になってるんだ、と改めて感じ入った次第。そういう中で食に関する薀蓄も入っていて。これはこれとして、今日本がターゲットになってしまう新たな分野、そうなんですか。あまり深く考えずに食べてました。チャイニーズマフィアの目の付け所と中国の姑息さとが相俟って、日本を狙い撃ちにしている構図が垣間見えてきます。何も考えずに平和を享受していてる自身に若干の焦りも。本作、白澤女史の活躍が表に出ず残念。

2021/01/31

海燕

青山望シリーズからのファンで、新刊が出たらとりあえず買います。公安経験のある著者ならではのリアルな語り口。本作に限らないが、ストーリーそのものより、登場人物の会話をとおして社会とか時代背景を描くことに力が割かれているように思う。主人公たちの会話は政治、産業、国際関係と多岐に渡り、博覧強記ぶりに舌を巻く。著者もよく調べていると思うが、もはやどこまで真実なのか検証もできない(笑)。他県警と合同捜査となり、他県警察官が警視庁の仕事ぶりを見て「いつもこのような捜査をしているのですか?」などと驚嘆するのも定番。

2021/04/23

あつし@

片野坂彰シリーズ第3弾。相変わらずストーリー展開より途中に盛られる濱さんの世界情勢分析を読んでいる感じだ。で、今回は豚と牛、食肉と種を中国から守るっていう物語。国益を守るために、こんな4人の様に世界と対等に戦っているのだろうか?チームが無敵な故に現実がどうもそうなってない様で不安だ。

2021/01/30

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