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街場の天皇論 (文春文庫 う 19-25)

街場の天皇論 (文春文庫 う 19-25)

街場の天皇論 (文春文庫 う 19-25)

作家
内田樹
出版社
文藝春秋
発売日
2020-12-08
ISBN
9784167916183
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街場の天皇論 (文春文庫 う 19-25) / 感想・レビュー

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to boy

今回の内田さんの本は今一つ気に入らなかった。悪意に満ちたとまでは言わないけれど、意地悪な解釈が多くてちょっとうんざりしました。でも、現代の日本の政治状況について、「立憲民主制と天皇制という相反する二つの軸を廻る楕円構造」だと言う所は納得。こんな構造を持った国は他にないので他国や過去を参考にすることができず今の我々がどうしたら良いのか一生懸命考えなければならないとの事。象徴天皇とはどういうものなのか、何をしたらよいのかについて平成天皇が見事にそれを示してくれたことの賛美に同意です。

2021/01/03

Iwata Kentaro

献本御礼。もともと単行本でも読んでいたけど、文庫もお贈りいただいていました。が、2020年にいただいた本は読めていないものが多くて誠に申し訳ないです。前にもどこかで書いたかもしれませんが、僕は上皇ご夫妻に皇居でお目にかかる厚遇を得たことがありますが、それは鮮烈な体験で、あとにも先にも同様の感覚は体験していません。そういう意味でも本書はとても腑に落ちます。三島由紀夫と吉本隆明のところが未体験ゾーンでもあり勉強不足なのですが(せねば)

2023/06/15

わたなべ

ヤバ!!「天皇主義者」を自称するのは「護憲/民主主義」のためであり、リベラル/左翼が「使えるリソース」として天皇を取り込む必要がある、という意識で天皇主義者になったと言ってるが、それはさておき醜悪な内容。 「天皇のために死ねる」という青年に対する「天皇はいい人だからね~!」肯定、国民国家のためには天皇の歴史が大切、天皇は「自由」を統治することで喜びを感じるから、軍部独裁体制でもネオリベでもない「統治できる程度の自由な国民性」が大切、学生闘争は「尊皇攘夷」の明治志士の模倣(=反米愛国保守)である、などなど…

2024/02/06

nnnともろー

天皇制と立憲民主制、2つの中心があることによって安定している。それを破壊したい自民党による憲法改正案。彼らにとっては天皇制も単なる道具なのだろう。

2021/01/15

うしろや

天皇論だから男系がとか万世一系がとか汽笛一声とかが出てくるかと思いきや、そんなもんは一切出てきません。 民主主義と天皇制は両方あってこそみたいことが書いてある。 うーん、皇室の個人の人権だとかはまったく話がないのよ。我々とは違う身分を設定してよいかどうか、それがない。無記だからまったく心が晴れない。 「貴あれば賤あり」これにどう答えるん?民主主義に貴賤はあってもよしなの?それも入れて日本という国で行く、でいいの?それと、天皇性善説みたいになってるけど、ろくでなしが出てくる余地はないの?ああ歯痒い。

2022/01/03

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