骨を追え ラストライン4 (文春文庫 と 24-18)
骨を追え ラストライン4 (文春文庫 と 24-18) / 感想・レビュー
ミカママ
多摩地区の幽霊屋敷と呼ばれていた家から、十年前に失踪した女子高生の白骨死体が見つかる。当時重要参考人だった彼女のBFに警察は再度尋問をかけるも、我らがガンさんの刑事としての「勘」が彼は違うとささやく…。ツッコミどころもあるが、犯人追跡までの二転三転、そして犯人の意外性は見事。コロナや老人の運転による発進事故など、時世もうまく織り込んで、著者らしいスピード感に溢れる作品に仕上がっている。
2023/02/17
starbro
堂場 瞬一は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。ラストラインシリーズも読み続けて第四弾、今回は堂場瞬一作家デビュー20周年記念 3大警察シリーズ「警視庁犯罪被害者支援課」とのコラボ企画でした。岩倉 剛が南蒲田署から立川中央署へ異動していましたが、安定の面白さでした。 https://books.bunshun.jp/articles/-/6133?ud_book
2021/05/17
旅するランナー
ラストライン④。10年前に失踪した女子高生の白骨遺体の発見から物語は始まる。立川中央署に異動した岩倉刑事がガンガン真相を追う。犯罪被害者支援課の村野との反発・協力が本作の目玉。そして、加害者家族の支援という新しい考え方を提示する。全体的に途中から失速した感じで残念だが、岩倉刑事が突っ走る姿は、これからも見続けたい。
2021/08/15
あすなろ
ガンさんと支援課の村野が組む。そんなラストライン4巻目。だからか、正直、いつもよりも堂場先生が長けていると思われる心理描写に目が行く。ガンさんの新しい移動先の描写にもファンとしては目が行くが、それよりもファンとてはやはり村野との絡みから来る心理描写だろう。村野の捜査一課への想いや長くなってきた支援課としての想いや苦悩や過去。それへの優しいガンさんならではのアドバイスや思い遣りが目を惹いたのであった。次巻は、新しい移動先である立川中央署、そして何よりも登場しなかったNYの実里も登場させて欲しいです。
2021/06/27
KAZOO
堂場さんの最新の文庫版が出ました。コラボ三部作の2作目で、むかしの事件を正確に記憶している岩倉刑事が主人公で、コラボの相手は犯罪被害者支援課の村野刑事です。岩倉刑事は蒲田から立川に移りそこで女性の上司に使えることになります。10年前に行方不明になった女子高生の白骨死体が発見され、そこから物語が発展していきます。最初はあんまりコミュニケーションがよくない二人ですが最後は・・。また犯人が意外な人物で、今後出てくる可能性もあるのでしょうか?最近の傾向ですが別シリーズの主人公の名前が出てきたりして、鳴沢の評判が!
2021/03/18
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