影ぞ恋しき 下 (文春文庫 は 36-13)
影ぞ恋しき 下 (文春文庫 は 36-13) / 感想・レビュー
優希
江戸の権力闘争に巻き込まれる清四郎。蔵人も江戸に危機を救うために向かうのを見ると、清四郎のことを認めているのだなと思います。夫婦、親子、友の絆が美しい。これが最後の長編だと思うと感慨深いです。
2023/02/15
うさこ@タッタカタ
よかった。このおわり方で 九州へ逃れる時女に変装すれば良いとやいのやいの言われて、その後姿を消した清四郎。そんなに嫌だった?みたいな受け取り方一瞬してしまった。な、わけない。
2022/02/16
むらよし
お互いを想いどこまでも信じ合う二人。天地に仕える蔵人はもとより咲弥の肚の据わりっぷりに感服。ほれっくす。香也と清四郎、千代と磯貝ともに幸せに。本作で完結とは寂しくもあるがこの作品に出会えて良かった。葉室麟さんへ感謝
2024/09/24
G❗️襄
涙無しに本を閉じられない。感動に涙、今は亡き葉室氏に涙、そして巡り会えた喜びに涙、三重涙に胸が締めつけられる。姿は歴史時代小説、その実、究極の人間愛。武士道を飛び越え、人の道へ昇華させ、夫は、妻は、人は、かくありなん。今の世と近世を対峙させ、私達への問い掛けの矢が撃ち込まれる。葉室麟の真の愛が精緻にして骨太に、死の淵を彷徨いながらも魂心の言葉で囁やかれていた。正に命懸けの遺作となった。もうこの先新たな作品は無い。雨宮蔵人三部作に葉室麟の影を偲ぶしかない。〈 高砂や相生の松老いて未だ 影ぞ恋しき影を並べん〉
2022/12/31
ginkan2
生活環境が変わり、一月は一冊も読みきれませんでした。久しぶりの読了、投稿です。 このシリーズも完だと思うと淋しい。 第一巻では切なくもありましたが、こうまで崇高な景色になるとは。 千代と藤左衛門もなんか良い。
2022/02/01
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