バナナの丸かじり (文春文庫 し 6-96)
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バナナの丸かじり (文春文庫 し 6-96) / 感想・レビュー
mawaji
人生の大半をバナナに種がないことに気がつかず過ごしてきたショージ君ですが「この年になって初めてわかったこと」ってけっこうあるかも。「も」しか言わないのに、もう一回「も」と言うとたちまち「もも」になるところに感じる桃の機知、澎湃として起きつつある麺類のズルズル問題、「おもちすうぷ」なるものを発見して考える食の封建主義、ピッチリとフタをされている出前のラーメンのラップを剥がした時の 慚愧の念、豆撒きを差しおいて幅を利かせる恵方巻きへの違和感、たい焼きを食べながら感じる倒錯の世界などの問題提起に首肯しつつ読了。
2021/06/17
書の旅人
東海林さんの丸かじりシリーズを手にして、十数年…。未だ変わらない面白さに脱帽です。
2022/05/16
higassi
★★★★☆ 文庫なので少し時間差があり、東京オリンピック前の雰囲気や「忖度」報道等々を思い出しながら読めました。もちろん純粋に「面白い」というのがメインですが、目のつけどころに感心したり、妄想が進むと短編小説のような雰囲気だったりと、1冊で何度も「美味しく」楽しめますね。
2021/11/29
miwapicco
安心の安定感 柄本さんの解説がまたいいー
2021/06/17
たぬき
丸かじりシリーズつい手に取っちゃいます。そして読んでいると小さななるほどね!を感じることが。アイス最中がエコとか恵方巻とか安定感です(笑)
2021/10/30
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