猫はわかっている (文春文庫 む 13-52)
猫はわかっている (文春文庫 む 13-52) / 感想・レビュー
mae.dat
7名の作家さんに依るアンソロジー短篇集。ねこを主役又は主役級に据えたお話も愉しいです。でも『50万の猫と7センチ』読みながら、ありのままの姿を描いた、気儘な感じのエッセイが好きなんだなぁと、改めて思いました。智里さんの目を通じて描かれるねこの表情、仕草もかわええですが、それを見守る人々の視線や相好を崩す表情や傾向する姿も見てとれる様なんですよね。と思いながらニマニマ読んでいたら痛々しい事件が。(ご賢母様が仰る通り)もっとねこねこエッセイを書くが宜しいかと存じますよ。望月さんの『幸せなシモベ』も好かったな。
2023/03/16
みかん🍊
猫の7人の作家さんによるアンソロジー猫好き作家さん達なのでよく分かってらっしゃる、ほのぼのした作品も多かったが、長岡さんはやっぱり苦手だった、夫婦共好きになれず、猫のように父親が違う双子ってあるのかな、「50万の猫と7センチ」「幸せなシモベ」が好きだった。
2021/11/18
里愛乍
猫が居る。猫が絡む、猫が中心、猫は知っている、猫の下僕。7人の作家さんから成る猫のアンソロジー。有栖川先生と望月先生は猫さん飼ってるの知ってるし、いつも愛を述べてらっしゃるけど、他の作家さんもそうなのかな。そこはかとない愛を感じます。微笑ましかったりブラックだったり、それぞれテイストが違うので楽しく読めました。
2022/02/22
ひさか
オール讀物2021年5月号特集「猫が見ていた」から、村山由佳:世界を取り戻す、有栖川有栖:江神シリーズ女か猫か、長岡弘樹:双胎の爪、阿部智里:50万の猫と7センチ、嶋津輝:猫とビデオテープ、カツセマサヒコ:名前がありすぎる、望月麻衣:猫の王子様と幸せな侍従、の7つの短編を2021年10月文春文庫から刊行。村山さんの、猫が一度だけ人の言葉を喋るという話が面白い。安倍さんの猫をめぐるコメディや望月さんの猫に寄せるストレートな思いの話は、楽しい。長岡さんは、後味の悪いお話でインパクトありました。
2022/01/21
涼
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/11/post-e7646c.html 有栖川有栖さんのものは、何と学生アリスでした。
2022/11/08
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