あたいと他の愛 (文春文庫 も 34-1)
あたいと他の愛 (文春文庫 も 34-1) / 感想・レビュー
あつこんぐ
お風呂のお供本。SNSでフォローしているのでお母さんが毒親だということは知っていましたが、ここまで酷いとは思いませんでした。もちぎ少年もお姉さんもグレずによく生きてきたと思います。お母さんと縁を切れたらいいのだろうけど、血縁はずっとついてまわるので、お母さんが入院したり、施設に入る時には必ずどちらかに連絡が入ってしまいますね。お母さんも本当は優しくなりたいけど、優しい接し方がわからないからつい酷い事を言ってしまう…人で…あってほしい…。これからも、もちぎさんを応援します。
2023/02/28
cao-rin
作者のもちぎさんはゲイ。恋愛対象は男性、自身の性も男性という。父親は自殺、母親は酷い毒親。そんな彼の自伝的エッセイ。頼もしいお姉さん、初恋のK先生、腐女子のカナコ、初めてのゲイ友達のエイジ、それぞれのエピソードで今のもちぎさんの人生を形成してる事が良くわかる。母親への復讐心や怒りに囚われていては幸せになれないよね。同じ境遇のお姉さんの生き方に特に感銘を受けた。自分の人生を誰かのせいにしてはいけないって、頭では分かるけど、なかなかそんな境地に至れない自分を省みて反省…
2022/01/05
さち@毎日に感謝♪
本屋さんのコミックエッセイの棚でよく見かける作家さんなので読んでみました。家庭環境が良くなくても親のせいにせず、様々な人達との出会いで乗り越えていく姿は凄いなぁと思いました。コミックエッセイも読んでみたいです。
2021/11/28
アコ
Twitterで見かけたことがある著者。幼少期から高校を卒業し上京するまでを綴った自伝エッセイ。/生活能力がない上に気性が荒い毒母に虐げられる日常は「ここまで酷い母親がいるなんて…」という驚きと怒りしかない。そうしたなかでもゲイを自覚するキッカケとなった中学時代の恩師、腐女子の親友、懸命に働いて生活を支える実姉らに感謝しながら生き抜いた著者はとても賢く強い。到底真似できない。この先は幸せな人生を!と心から思う。/最後の、文庫版あとがき(コロナ禍で10数年ぶりに母と再会)が衝撃的、というか絶句レベル。
2021/12/21
丸々ころりん
ゲイという著者の〔もちぎ〕さんの幼少期から高校卒業までの話。毒母に育てられながらも姉や周りの人たちに助けられ今がある。 あった過去を否定せず誰のせいにもせず前向き 毒母のお金の無心にも屈せずいる姿が強く生きていると思わせてくれます。
2021/12/12
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