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満月珈琲店の星詠み~ライオンズゲートの奇跡~ (文春文庫 も 29-23)

満月珈琲店の星詠み~ライオンズゲートの奇跡~ (文春文庫 も 29-23)

満月珈琲店の星詠み~ライオンズゲートの奇跡~ (文春文庫 も 29-23)

作家
望月麻衣
桜田 千尋
出版社
文藝春秋
発売日
2021-12-07
ISBN
9784167917920
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満月珈琲店の星詠み~ライオンズゲートの奇跡~ (文春文庫 も 29-23) / 感想・レビュー

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しんごろ

シリーズ第3弾。前作と違って、物語の構成というか雰囲気が違うものの、やっぱりいいですね。海王星のサラが登場。舞台は四国。幼馴染みの男女を手助け。早い段階で先が読めたけど、先が読めてもお釣りがくるほど、なんとも淡く、切なく、そして、泣けた。その切なさは、今回の満月珈琲店のメニューの澄んだブルーのメニューのせいでもあるかもしれない。自分の気持ちを蔑ろにしてはいけない。しっかりと肝に銘じます。占星術は、相変わらずわからないけど、物語はホントに良かった。最終的には心が洗われ温かくなった。

2021/12/12

ろくせい@やまもとかねよし

自然の偶然と必然を背景にジェンダー、エロスとアガペー、利他の物語。空が同じであることは決してない。そんな空は、太陽が海に溶けるにつれ、海にその移り変わる姿を映しながら海との境界を曖昧に。人間の行動や意識も曖昧で不確か。父親を知らないまま育った娘、強く確かに愛する人を見つけた母親、生育環境を消化できず母親に愛された男性。彼らは利他に確信をもてない。「心を偽っていない」態度で「強引なくらいに肯定」することで曖昧な境界を甘受できると提案か。私をいつも肯定してくれる大切な友人と重なっての感涙、そして確認した利他。

2022/04/25

ひさか

2021年12月文春文庫刊。川田さんと鮎沢くんの奇跡のような関係を描ききつたのが楽しくて面白い。あとがきでインターステラーの5次元に触れていましたが、本編にもその工夫のあとが見て取れて興味深かったです。

2022/04/24

starly

まず中身を見る前に今度はどんな美味しそうで幻想的な食べ物のイラストなのだろうか?そんなワクワクで表紙を捲る。ほうっと溜息つくほどの淡い色どりのイラストたち。今回の話しは前回と趣が違ってホロスコープの長々とした説明はなかったが、様々な形での話しを楽しんで読む事が出来た。

2021/12/12

これまでとは違った雰囲気の作品。不器用な人達の優しい物語

2022/06/15

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