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いわしバターを自分で (文春文庫 ひ 20-13)

いわしバターを自分で (文春文庫 ひ 20-13)

いわしバターを自分で (文春文庫 ひ 20-13)

作家
平松洋子
下田昌克
出版社
文藝春秋
発売日
2022-03-08
ISBN
9784167918477
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いわしバターを自分で (文春文庫 ひ 20-13) / 感想・レビュー

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のぶ

平松さんの一連の食エッセイの最新作。いつもタイトルは「○○を△△」で△には地名がいつも入っているが、今回は、自分で。読んでいてこれはコロナ禍にあるのだと分かった。そんな事には関係なく、内容は面白かった。本作は食べ物の話題にこだわらず、日常生活にも及んでいて興味深かった。これもコロナの成せる業なのだろうか?もちろん食べ物の話題も豊富で、週刊誌の1年10か月分の書籍化なので、季節それぞれの食材や、それにまつわる話題を楽しませてもらった。特に本の終盤の「薪の火」というコーナーが特に気に入った。

2022/03/21

佐々陽太朗(K.Tsubota)

平松洋子氏のエッセイ集。食べものにまつわるエッセイ、それもところどころに簡単な料理レシピが書いてあるとなるとまさに私の好物だ。食べものの好みは合うと思う。物事の価値観も合っていると感じる。「たわしと私」と題された章に書かれた「亀の子束子」愛など、「いいね」を何度も押したいほどだ。ただ一点、共産党副委員長山下芳生参議院議員が自宅キッチンから語りかけるツイート動画のファンであられるのはどうにもいただけません。玉に瑕とはこのことか.。目を覚ましていただきたい。この部分は読まなかったことにする。

2023/02/25

chiseiok

やっぱ楽しかった。このシリーズ、初期の谷口ジロー氏とのタッグがあまりにも自分ど真ん中過ぎて、ジロー氏逝去の後はそのショックからしばらく遠ざかっていました。(安西水丸さんがダメでは無く谷口ジローさんが好き過ぎなだけ^^;)今回、“銀座”でもなく“下町”でもなく“自分で”とのイレギュラーなタイトルに惹かれ久々購入。激しく変化してゆく食の状況に対して、戸惑いつつも逞しく折り合いをつけてゆく作者のスタンスに感銘。相変わらず光るその語彙力と表現力。いわしバターは即試したいし、噂のパセリカレーもオラチャレンジすっぞ!

2022/05/14

tetsubun1000mg

コロナ過が始まってからの世の中と飲食店や栽培農家などの状況も触れられているのだが、行間から応援したいという気持ちがにじんでくる。 読書からは阿部直美さんの「お弁当の時間が嫌いだった」を読んで阿部了、直美夫婦が写真とインタビューで書き上げた「おべんとうの時間」に続けているショウガ非常に良かった。 両作品ともによく見て読まれているのが分かる。 エピソードとして書かれている姫野カオルコさんの「フキノトウのヒメノ式」うえやまとち氏絶賛の「パセリカレー」表紙の「いわしバター」の章が料理も好みで味わい深い。

2022/06/26

あつこんぐ

お風呂のお供本。食にあまり興味がなく「食べれればいいや」の人なので、平松さんのような丁寧な料理ができる人に憧れます。食べさせなければいけない家族がいるからご飯を作るけど、自分のための料理はめんどくさいなぁ。平松家の冷蔵庫に期限切れのカリカリになった納豆があるのだけはうちと同じですが、新しい納豆と混ぜて食べると美味しいとは知りませんでした。新鮮で旬な野菜が安く買えるお店があるので、私も時間に余裕がある時は丁寧なご飯を作ってみたいと思います。

2022/05/14

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