死亡告示 トラブル・イン・マインドII (文春文庫 テ 11-47)
死亡告示 トラブル・イン・マインドII (文春文庫 テ 11-47) / 感想・レビュー
starbro
全二巻、900頁超、完読しました。全般的にはシリーズに関係ない短編の方が自由に書けていて良かったと思います。 本巻でのオススメは、『和解』&表題作『死亡告示-リンカーン・ライム-』です。 文藝春秋社さん、ジェフリー・ディーヴァーほどの人気作家であれば、原書の出版から遅くとも2年以内には、翻訳出版いただきたい。8年後は遅すぎます。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167918842
2022/06/23
KAZOO
ディーヴァーの短編集の後半です。6作が収められていますが最後の「永遠」は中編というよりも長編といってもよくこれで1冊にはなるのではと思いました。話どれも楽しく、わたしとしては「和解」と「永遠」が印象に残りました。永遠の出てくる刑事のコンビが楽しく今後も期待したいと思いまっした。またリンカーン・ライムが死んだという公告がでてこれによってある事件の犯人が捕まるということでファンは楽しめるのでしょう。
2022/08/20
future4227
ディーヴァーの短編集の後編。中でも中編小説の「永遠」は秀逸。数字オタクの新米刑事というキャラもユニークだし、相棒は武闘派ベテラン刑事という、この凸凹コンビがなかなかいい。このキャラ立ても最後にドンデン返しを喰らうことになるのだが。動機も手口も容疑者もまるでわからない所からの捜査というプロットもいい。ふつうはこれで一件落着という所で終わらず、これでもかこれでもかとドンデン返しを繰り出すところは長編なみのボリューム感。そういう中に恋バナをサラッと挿入するあたりの清涼感もディーヴァーならではのスゴ技だ。
2022/08/24
オーウェン
ディーヴァーの短編2作目。 リンカーンが主役のエピソードはあるが、かなり短い作品なのでほとんど番外編のような中身。 注目はやはり最後の中編とも呼ぶべき長さの「永遠」 昔ながらの刑事と、なんでも統計にする数学オタクな刑事。 この2人がコンビを組み、夫婦が連続で心中する事件に挑む。 リンカーンのように証拠も重視するし、次第に数学オタクに理解を示していく過程も面白い。 そしてしっかりサプライズも。 このコンビで長編を作っても面白いんじゃないかな。
2022/07/12
したっぱ店員
リンカーン・ライムシリーズの短編も収録!と聞いて即購入。その話はさらっと短いものだが、ほかのノンシリーズもどれも面白くてセンス抜群。中編「永遠」の刑事コンビがすごく良くてもっと読みたかった。
2024/04/11
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