狂う潮 新・酔いどれ小籐次(二十三) (文春文庫 さ 63-23)
狂う潮 新・酔いどれ小籐次(二十三) (文春文庫 さ 63-23) / 感想・レビュー
いつでも母さん
『来島水軍流』の来島の謂れをこのシリー第23巻にして知る。まぁ今回はそんな印象。全体を通して船旅の様子だが大団円に向けて、旧藩のお家騒動に巻き込まれ一件落着させる前ふり。国家老一派の不穏な空気も、これまでの諸々の事を読んできた身としてはちょっと物足りない。薫子やほら蔵の様子も織り込んでどこにいても小籐次には「常に新たな厄介が降りかかりますな」観右衛門が呻いた通り(笑)次に期待するとしよう。
2022/06/15
KAZOO
いよいよ最後の旅に出ることになった主人公親子は帰藩途中で様々な事件に会います。これだけの船旅が続くのは珍しいのですが来島水軍や村上水軍のいわれなどがわかってきます。あと2冊で終了ということですが最後はどこで決着をむかえるのでしょうか?三河に残した人々も気になります。
2022/06/23
とし
新・酔いどれ小籐次「狂う潮」23巻。来島=狂う潮、国元に向かう小籐次さん、船旅でも厄介事が起こるんですね。
2022/10/14
やま
酔いどれ小籐次こと来島水軍流の達人・赤目小籐次と、嫡男の駿太郎との活躍の物語です。駿太郎は、小籐次を襲った刺客・須藤平八郎から託された乳飲み子です。その駿太郎を我が子として育て、来島水軍流の剣術を教え、どこに出しても恥ずかしくない男子として成長しました。小籐次と14才になった駿太郎は、小籐次の旧主・久留島通嘉の命で参勤交代で国元の豊後玖珠郡森に戻る通嘉に同行して豊後に向かいます。豊後森藩は、国家老一派と江戸藩邸派とで藩内が2派に別れて争っています。🌿続く→
2022/08/14
TakaUP48
新・酔いどれ小籐次に出あったのは、丁度去年の今頃。旧藩豊後森藩の参勤下番に赤目父子同行の命を受け、三河国まではおりょうと一緒に行動。その後、大坂までは父子で行き、藩お抱えの三島丸に乗船。藩主通嘉、国家老一派の船奉行三崎も同乗。主船頭利一郎の見事な腕で嵐の中を乗り切るが、船奉行配下の佐々木弁松が三崎の手で処分され船外へ。来島水軍流は「狂う潮」から転じたものと親子が知る。大昔は家臣の給金を満足に払えなかった貧乏藩が国家老一派と江戸藩邸派を二分するきっかけとなったのは何なのか?城持ち大名を熱望?謎は続く。
2022/06/16
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